コーヒーの種類とカロリー・入れ方・種類・関連する資格など栄養成分と食品の効用

コーヒーはコーヒーの木の生豆を焙煎してお湯や水で抽出した飲料です。
コーヒーの木を栽培しているのは「コーヒーベルト」とか「コーヒーゾーン」と呼ばれる赤道を挟んだ南北緯２５度の間。
世界中で飲まれており、飲用目的で栽培されているのは主に「アラビカ種」と「ロブスタ種」。約６０～７０カ国で栽培されているといわれます。

生産量が最も多いのはブラジル。その生産量は６０％。
それに次ぐのはベトナム、インドネシア、コロンビア、インド、エチオピア、メキシコ、等。産地により香りや味に特徴があります。
日本では沖縄や小笠原諸島の一部地域で小規模に生産されてるそうです。

コーヒーに含まれる代表的な成分としてはカフェインが挙げられます。
カフェインはアルカロイドの一種で覚醒作用や強心作用、利尿作用、皮下脂肪年少効果などがあります。
医薬品にも使用されていますが、過剰摂取は健康に害をもたらすこともあります。

コーヒーの種類

下記は代表的なコーヒーの一部です。

ブルーマウンテン・・・ジャマイカのブルーマウンテン山脈の標高８００～１２００ｍの間で栽培されている。高い香りと繊細な味が特徴。
キリマンジャロ・・・タンザニア北部で栽培される。強い酸味と甘い香りが特徴。
モカ・・・イエメン共和国の港町。イエメンとエチオピアで生産された豆を「モカ」と呼ぶ。イエメン産のものは「モカ・マタリ」と呼びさわやかな香りと酸味が強いのが特徴。
コナ・・・ハワイの西岸コナモーストが主産地。強い酸味と風味があるのが特徴。
ジャワ・・・インドネシアのジャワ島で生産される。香りが高い。
トラジャ・・・インドネシア、スラウェン島で生産される。濃厚なこくがある。
コロンビア・・・コロンビアで生産される。酸味と甘みが強い。

コーヒーの入れかた

挽いた豆で入れるものは一般的にレギュラーコーヒーと言われます。
入れかたとしては以下のような方法があります。

ペーパードリップ式・・・ペーパーフィルターで抽出する方法。
サイフォン式・・・コーヒーサイフォンという器具を使い抽出する方法。
エスプレッソ式・・・エスプレッソマシンで抽出する方法。
ネル・ドリップ式・・・布製のフィルターで抽出する方法。

インスタントコーヒーの入れかた

コーヒーカップを温めておく。
豆を入れお湯を注ぐ。分量は一人前約２ｇ（スプーン約１杯）に対して１５０ｃｃのお湯。
好みでミルクや砂糖を入れる。

コーヒーに関連する資格

カフェやレストランなど、飲食関連の仕事に就く場合に役立つ資格としては以下のようなものがあります。

コーヒーインストラクター（１・２級）・・・全日本コーヒー商工組合連合会が認定する資格。コーヒーのチ機器と技術の向上も図ることを目的としている。
コーヒー鑑定士・・・コーヒーインストラクター１級を取得後に受けられる。
コーヒーコーディネーター・・・コーヒーの歴史や知識、焙煎・抽出方法、などを学べる日本創芸学院の通信講座。
コーヒーマイスター・・・日本スペシャルティコーヒー協会が認定する資格。
コーヒーアドバイザー・・・日本安全食糧料理協会が主催している検定試験。

試験の内容、試験日、受験資格、料金などの詳細はページ下の関連記事をご覧ください。

コーヒーに含まれる栄養成分

可食部（食べられる部分）１００ｇに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1ｇの10万分の一/mgは1ｇの千分の一

コーヒー（浸出液）

エネルギー	タンパク質	脂質	炭水化物	ナトリウム	カリウム	カルシウム	リン	鉄	亜鉛
Kcal（カロリー）	g	g	g	mg	mg	mg	mg	mg	mg
4	0,2	微量	0,7	1	65	2	7	微量	微量

ビタミンA	ビタミンB１	ビタミンB２	葉酸	ビタミンC	コレステロール	食物繊維	食塩相当量
μg	mg	mg	μg	mg	mg	g	g
0	0	0,01	0	0	0	–	0

コーヒーの保存方法

理想的な保存方法・・・専用の容器にいれ、冷暗所か冷蔵庫
理想的な保存期間の目安（賞味期限）・・・目安としては約１ヶ月（挽いてあるものは１週間程度）