ブドウ糖

 ブドウ糖の働き

これは、ブドウに多く含まれていることが名称の由来です。

ブドウ糖は単糖類(1個の糖からなるもの)で自然界に最も多く存在する糖です。ブドウ糖が結合していくと、多糖類(単糖が多数結合した高分子化合物)のデンプンになります。

糖質は、結合数により分類され体内で働きが異なります。

ブドウ糖は果実に多く含まれ、栄養学上最も重要な糖質です。

体内に取り込まれた糖質は、最終的には全てブドウ糖に転換されて、生命を維持するエネルギー源として活用されます。ブドウ糖は血液中にも血糖として、0,1%程含まれています。
血糖値はいつも一定に保たれているのが普通です。ブドウ糖が不足してくると、肝臓グルコーゲンがブドウ糖になり血液中に放出されますが、さらに不足した場合は、糖新生といいアミノ酸や乳酸などの栄養素からブドウ糖が合成されていきます

 

ブドウ糖と糖尿病の関係

糖尿病とは、血液中のブドウ糖(血糖)が増えすぎた状態が慢性的に続くことで起こる病気です。

日本では約1070万人がかかっているといわれ、糖尿病人口は世界6位です。なんと、この数字は成人人口の約11%にもおよびます。

年齢別に見ると、40・50歳代では約355万人、60・70歳代では約650万人と加齢とともに増えています。

ただこれは、日本だけに多いということではなく、中国やインド、アメリカ、バングラデシュ、ブラジル、メキシコ、等、先進国や途上国でも増加しています。・・・いわば世界中で増えているということになります。

 

糖尿病になると、血糖値を下げる等の効果を持つインスリンが不足してしまいます。

インスリンは、他にも血液中のブドウ糖を細胞に送み、活動エネルギーに変えたり、脂肪やグリコーゲンに変えて、エネルギーとしてたくわえる働きもあります。そのため、インスリンが不足すると活動エネルギーが足りなくなっていまいます。

その結果、血糖値が上がり、尿に糖が出るだけでなく、神経や血管がおかされ、さまざまな障害が現れます。こうした症状を合併症がでてしまいます。

 

合併症

糖尿病の合併症には、「糖尿病網膜症」「糖尿病腎症」「糖尿病性神経障害」「心筋梗塞・脳梗塞」「糖尿病性足障害」「閉塞性動脈硬化症」などがあります。

簡単に説明すると、「糖尿病網膜症」は目の網膜に異常が起こるもので、視力低下や最悪は失明に至ることもあります。「糖尿病腎症」は、腎臓の細い血管が障害されて、腎機能の低下を起こし、腎不全にまでなると人工透析が必要です。
「糖尿病性神経障害」は、知覚神経や自律神経が傷害され、手足のまひや、排泄障害、消化器症状、などになります。

「心筋梗塞・脳梗塞」は、動脈硬化が進み心臓や脳の血管がつまったり、狭くなったりするもので、、酸素や栄養がいかなくなって心臓や脳の細胞が死んでしまいます。

「糖尿病性足病変」は、血液の循環も悪くなり、足に潰瘍ができたり壊疽になったりするものです。

「閉塞性動脈硬化症」は、動脈硬化がもとで足の血管がつまったり、狭くなったりして血行が悪くなる病気です。

 

ぶどう糖を燃焼する食品

ぶどう糖に変換される糖質が多く含まれるものは炭水化物です。

例えば、ごはんやパン、麺類、イモ類、ケーキやせんべいなどのお菓子です。他にも、果物や豆腐、蜂蜜にも多く含まれます。

細胞内に取り込まれたぶどう糖を燃焼させるには、ビタミンB群とミネラルを摂取するようにします。特にビタミンB1は体内で糖質がエネルギーに変わるとき必要な補酵素として重要な働きをしています。

ビタミンB1を多く含む食品としては、豚肉(ひれ・もも・ロース)そば、玄米、うなぎの蒲焼などです。

ビタミンB1はにんくにの香り成分であるアリシンとともに摂取すると利用効率が高まります。

なお、ミネラルは野菜や海藻類などを始めとして多くの食品に様々なものが含まれていますから、バランスよく摂取しましょう。

 

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