さんぼうかん

さんぼうかん

さんぼうかん(三宝柑)はミカン科の柑橘類に属します。
見た目はデコポンのように果頭部が膨らんでいます。
皮も厚いのですが熟せば剥きにくいということはありません。ただし、皮が厚い分だけ果肉は少ないという特徴があります。

わが国で食べられている歴史は古く、江戸時代には紀州徳川家に献上しています。
この時、「三方(さんぼう)」に乗せたことからこの名前が付いたようです。又、香りも他の柑橘類に比べて爽やかですし、甘味も強いことでお殿様しか食べられなかったそうです。
ちなみに三方とは神事において神様にお供えをするとき公式に使う台です。「三宝」と書かれることもあります。

さんぼうかんの産地

和歌山県の特産品になっています。
県内の主な産地である湯浅町を含め全国シェアの90%位を生産しています。

さんぼうかんの選び方

果肉に水分が少なくなりパサパサになると軽く感じますから、できるだけ持ち重りがするものを選びましょう。
皮に張りと艶があるものを選びましょう。傷や変形しているものは出来るだけ避けたほうが良いです。

さんぼうかんの食べ方・レシピ

皮は手で比較的簡単に剥けますので生食には適しています。
マーマレードやジャム、シャーベット、ゼリー、ジュース等に加工しても美味しく食べられます。

さんぼうかんに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

さんぼうかん・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
44 0,7 0,3 10,9 2 280 23 19 0,2 0,1
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
4  0,07  0,03  16  39  0 0,9  0

栄養成分の詳細
さんぼうかんに多く含まれる栄養成分。

 

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さんぼうかんの効能

柑橘類の仲間だけあってビタミンCは豊富です。
免疫力を高める白血球の働きの強化や、抗ストレスビタミン、メラニン色素の生成の抑制、赤血球の合成など、多様な役割をしています。
抗酸化力により過酸化脂質の生成を抑制し、動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などの予防効果もあります。発ガン物質であるニトロソアミンの形成を抑える働きもありますから、抗がん作用も期待できます。
ただしビタミンCは熱に弱いので生で食べることが必要です。

さんぼうかんの保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・2~4月
  • 理想的な保存方法・・・ポリ袋等に入冷蔵庫の野菜室へ
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・できるだけ早く食べる

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