カプサイシンとは
カプサイシンとは、唐辛子の辛味成分です。ダイエット効果があることで一時期注目されました。
カプサイシンはカロテノイドの一種で、痛覚神経を刺激することで辛味成分として作用します。
カプサイシンの働き・効能
カプサイシンには、中枢神経を刺激してアドレナリンを放出させ、脂肪分解酵素であるリパーゼを活性化させる働きがあります。
これにより、エネルギー代謝が盛んになり脂肪が燃焼されやすくなり、肥満の予防に効果を発揮します。唐辛子を食べると体が温ままり、発汗するのはこれが影響しています。
そこで、カプサイシンは、冷え性や肩こりの改善、ダイエットにも有効だといわれます。腱胃作用や殺菌作用がありますので疲労回復にも有効とされます。
又、貼り薬などの外用薬では、神経痛を和らげる成分として使用されています。
辛くない成分「カプシエイト」
唐辛子には「カプシエイト」という辛くない成分もあります。構造はカプサイシンと似ていますが、辛さを比較してみるとカプサイシンの1000分の1しかありません。
カプサイシンと同じカロテノイドの一種で、働きも似ていて脂肪燃焼や体温上昇効果がみられ、エネルギー代謝を活発にします。
このようにほとんど同様の効能があるのですが、辛味がないだけ、心拍数や血圧、消化管粘膜などへの影響が少なくなりますから、カプサイシンより利用しやすい成分ということになります。
カプサイシンが多く含まれる食品
唐辛子