酢酸

酢酸とは

酢酸は食酸の酸味成分で、体内ではクエン酸になります。

そしてクエン酸サイクルにより、糖質が効率よく代謝されエネルギーになっていきます。このクエン酸サイクルが正常に廻らなければ体脂肪が増加してしまうことになります。

 

酢酸は生体内で活性化体であるアセチルCoA(アセチル補酵素A)としてさまざまな役割を果たす。アセチルCoAは活性酢酸とも呼ばれる酢酸のチオエステル体であり、CoASHはよい脱離基として働くため酢酸そのものよりも置換反応が起こりやすい。・・・・生成したアセチルCoAはクエン酸回路でのエネルギー生産や、脂肪酸の合成、メバロン酸経路によるテルペノイド・ステロイドの生合成などに利用される。クエン酸回路による代謝では、酢酸は最終的に二酸化炭素と水になる。

引用先:wikipedia-酢酸

 

酢酸の働き・効能

酢酸はクエン酸サイクルにより疲労物質を取り除きます。

血液も弱アルカリ性に保たれますので、体調も整われることになります。
さらに、殺菌作用により有害細菌が腸に入るのを防ぐ効果もありますし、血行を良くしますので冷え性、肩こりなどにも有効です。

 

酢酸の用途

酢に使用される酢酸はそれほど多いものではなく、主に化合物を作る際に試薬として利用されています。

又、調味料や防腐剤などにも利用されます。

 

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IP6(イノシトール6リン酸)

IP6とは

IP6は、イノシトール6リン酸のことです。
IP6は、穀類などに含まれフィチン酸が消化吸収される過程で生成されます。

豆の画像

 

フィチン酸(フィチンさん、phytic acid)は生体物質の一種で、myo-イノシトールの六リン酸エステル。myo-イノシトール-1,2,3,4,5,6-六リン酸(myo-inositol-1,2,3,4,5,6-hexaphosphate または hexakisphosphate または hexakis(dihydrogenphosphate))ともいう。略称は IP6。

引用先:wikipedia-フィチン酸

 

IP6の働き・効能

IP6には強い抗酸化作用があります。
これにより、活性酸素が取り除かれ癌が予防されることになります。

さらに、IP6が分解されることでできるイノシトールには、コレステロール値を正常にする作用がありますので、動脈硬化の治療や予防に効果を発揮します。

 

正常なコレステロール値とは

成人の基準値は130~200mg/dlが正常値で、201~219mg/dlが境界値、220mg/dl以上は「高コレステロール血症」と判断されます。

HDL(善玉)コレステロール値は男性の場合40~60mg/dl、女性は45~65mg/dlが正常値です。男性が40mg/dl未満、女性が45mg/dl未満の場合は「低HDLコレステロール血症」です。

LDL(悪玉)コレステロール値は70~120mg/dlが正常値で、121~139mg/dlが境界線、140mg/dl以上になると「高LDLコレステロール血症」です。

皮下脂肪、中性脂肪の正常値は、50~149mg/dl。150mg/dl以上になると「高トリグリセリド血症」です。

 

高コレステロール血症とは高脂血症・脂質異常症ともいい、血液中のコレステロールや中性脂肪が多すぎる病気です。

放っておくと動脈硬化を引き起こす恐れがあります。

 

IP6が多く含まれている食品

小麦ふすま・穀類・豆類・・・など

 

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γ(ガンマ)-アミノ酪酸

γ-アミノ酪酸とは

γ(ガンマ)-アミノ酪酸とは、アミノ酸の一つで脳にある抑制性の神経物質です。

お茶などに多く含まれ、体内ではグルタミン酸から合成されます。
GABAとも呼ばれます。

 

γ-アミノ酪酸(ガンマ-アミノらくさん)または4-アミノ酪酸(IUPAC名 4-aminobutanoic acid)は、アミノ酸のひとつで、主に抑制性の神経伝達物質として機能している物質である。

アミノ酪酸にはアミノ基のつく位置によりα-、β-、γ-の3種類の異性体が存在するが、γ-アミノ酪酸は、そのうちのひとつである。英語名の γ(gamma)-aminobutyric acid の頭文字をとった略称 GABA(ギャバ)が一般的に広く用いられている。

引用先:wikipedia-γ-アミノ酪酸

 

お茶の葉の画像

 

γ・アミノ酪酸の働き・効能

γ・アミノ酪酸は、脳の血流を良くする働きがあり、酸素供給量を増加させ脳細胞を活発にする効果があります。
さらに、更年期障害や初老期の精神障害などの改善にも効果を発揮しますし、血液降下作用もあります。

 

γ-アミノ酪酸が多く含まれている食品

発芽玄米・お茶・・・など

 

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リンゴ酸

リンゴ酸とは

りんごの画像

リンゴ酸とは、りんごに含まれる酸味の成分で、クエン酸サイクルの働きを活発にします。

爽やかな酸味があるのが特徴で、清涼飲料水や加工食品の酸味料として利用されます。

 

爽快感のある酸味を持つため、飲料や食品の酸味料として用いられる。また、pH調整剤、乳化剤など、食品工業においてさまざまな用途に利用されている。キレート性を持つ酸であることから、金属表面の洗浄などにも用いられる。食品、工業に使われるリンゴ酸は、多くの場合ラセミ体が用いられる。

引用先:wikipedia-リンゴ酸

 

クエン酸サイクル

要点だけを簡単に説明すると、クエン酸サイクルとは、疲労の原因となる酸性物質とクエン酸が結合して、又クエン酸に戻りますが、その間様々な酸に変化しながら、酸性物質を分解してエネルギーに変える反応です。

このクエン酸サイクルがスムーズに廻っている場合、吸収された糖質が効率よく代謝されて、全てエネルギーになり脂肪合成に向かなくなります。

一方、クエン酸サイクルが廻らなければ、体脂肪が増加して疲労がたまってしまうのです。

 

リンゴ酸の働き・効能

人体は血液が酸性になってくると疲れやすくなりますが、クエン酸サイクルはこれを解消してくれます。

リンゴ酸の働きとしては、クエン酸サイクルを活発にし酸性化した体を弱アルカリ性にしますので、自然治癒力が高まりますし、疲労回復にも効果があります。

 

リンゴ酸を多く含む食品

りんご、木苺、梨、なつめ、カリン、等です。

 

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グリチルリチン酸

グリチルリチン酸とは

グリチルリチン(グリチルリチン酸)とは、マメ科の甘草(カンゾウ)の根に含まれる成分です。砂糖(スクロース)の30~50倍もの甘味があります。

甘草(カンゾウ)には解毒作用などがあるとされ、昔から生薬として利用されています。

 

グリチルリチン (glycyrrhizin) またはグリチルリチン酸は甘草の根に含まれる有効成分である。スクロース(砂糖)の30から50倍の甘みを持つといわれる。

引用先:wikipedia.グリチルリチン

 

グリチルリチン酸の働き・効能

グリチルリチン酸には、副腎皮質ホルモンの分泌を促し、炎症やアレルギーなどに対する抵抗力を強化する作用がありますし、肝機能を増強するという働きもしています。

さらに、癌やエイズウイルスにも有効だとの報告もあり、その方向の研究も進んでいるようです。

 

グリチルリチンが含まれる食品

甘草(カンゾウ)の根

 

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クエン酸

クエン酸とは

クエン酸は有機酸の一種で、酢や柑橘類に多く含まれる酸味の成分です。

クエン酸は人体を弱アルカリ酸に保ち免疫力を高めます。弱アルカリ酸に保たれると自然治癒力が高まり、病気にかかりにくい体になります。

 

クエン酸(クエンさん、citric acid)は柑橘類などに含まれる有機化合物で、ヒドロキシ酸のひとつである。

漢字では「枸櫞酸」と記されるが、枸櫞とは中国産のレモン(シトロン)の一種を指す。レモンをはじめ柑橘類に多く含まれていることからこの名がついた。柑橘類の酸味の原因はクエン酸の味に因るものが多い。

引用先:wikipedia.-クエン酸

 

クエン酸の働き・効能

クエン酸には、体内でできた酸性物質を分解してエネルギーに変えるという働きがあります。これにより疲労回復効果や自然治癒力を高める効果があります。

クエン酸サイクルとは、疲労の原因となる酸性物質とクエン酸が結合して、又クエン酸に戻りますが、その間様々な酸に変化しながら、酸性物質を分解してエネルギーに変える反応です。
クエン酸はビタミンB群ととると効果的です。

しかし、摂り過ぎた場合は乳酸が分解されずに脂肪酸を合成し、ダイエットには不利になります。

 

クエン酸を多く含む食品

酢・レモン・夏みかん・梅干・温州みかん・グレープフルーツ・・・など

 

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乳酸菌

乳酸菌とは

乳酸菌とは、オリゴ糖などの糖を発酵させて乳酸を作り出す細菌の総称で、ビゥィズス菌やヤクルト菌、ブルガリア菌、アシドフィルス菌など、その種類は2000以上にものぼると言われます。これらは全て乳酸菌の一種で、腸内で糖を分解して大量の乳酸を作ります。

動物の体内など自然界のあらゆるところに存在し、発酵食品の製造にも利用されています。

人体にも多くの菌が存在し、乳酸菌は人体にも良い影響を与えるため、善玉菌(有益菌)といわれます。一例としては、ヨーグルトなどの発酵乳では、一部の乳酸菌は生きたまま大腸に達して繁殖しています。

乳酸菌の中でも、特徴的な働きや独自の機能を持つ菌種の研究が盛んに進められています。抗アレルギー効果やピロリ菌を排除する作用のある特定の乳酸菌を利用した商品などが開発され注目されています。

ヨーグルトの画像

 

乳酸菌の働き・効能

人間の消化管には、100兆以上の菌が存在しているといわれ、中には有害物質を作る「悪玉菌」や、体調により悪影響を発揮する「日和見菌(ひよりみきん)」もあります。

年をとってくると悪玉菌が増え、それらが作り出す有害物質により腸の老化に拍車がかかります。しかし、乳酸菌を補えば悪玉菌は減少し、腸内菌のバランスは改善されます。

悪玉菌が産生した有害物質は、通常肝臓で無毒化されますが、悪玉菌が減れば有害物質も減るので、肝臓の負担が軽くなることになります。その結果、腸の老化や癌などの発生リスクも低くなるということです。

乳酸菌は、腸を通るときに酸を作り出します。
これにより、悪玉菌の増殖を抑えて腸内を整える働きを行います。この効果は、消化吸収が促進されたり、便通が改善されます。

さらに、有害物質が吸収されるのを防いだり、免疫力を高める働き、そして腸内環境がよくなることで肌荒れなども改善されます。その結果、花粉症などのアレルギー改善効果が期待されます。

抗生物質などを使用すると体内の善玉菌まで減ってしまいますが、乳酸飲料などの発酵乳で乳酸菌を補うと腸内菌のバランスを保てます。

 

乳酸菌が含まれる食品

ヨーグルト、チーズ、バター、味噌、キムチ、ザーサイ、等です。

 

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イソフムロン

イソフムロンとは

イソフムロンとは、ポリフェノールの一種でビールのホップに含まれる成分です。

 

フムロン(humulone、α-lupulic acid)は、成熟ホップ(Humulus lupulus)に含まれる苦味化学物質の一つである。フムロンは、ビールに特徴的な苦味を与えるα酸として知られている化合物群の一般的な物質である。

醸造過程の間、フムロンはcis– ならびにtrans-イソフムロン(英語版)へと分解する。

引用先:wikipedia-フムロン

 

イソフムロンの働き・効能

イソフムロンは、ホルモンバランスを整えて自律神経失調症の緩和や、更年期障害をやわらげるという働きをしています。
さらに、血行を良くしますので冷え性や肩こり、肌荒れの改善などにも効果的です。

 

 ビールに含まれる他の栄養素

ビールというと肥満の象徴のように言われますが、ビールには以外に多くの栄養素が含まれているのです。

簡単に紹介すると、ビタミン類が17種類、ミネラルが14種類、アミノ酸が16種類(必須アミノ酸含む)など、50種とも60種ともいわれるほどの栄養素が含まれています。

効能としては、食欲の増進、ストレスの解消、便秘の防止、脚気の防止、脳の活性化、等です。ビールは適量である限り体のためには良い飲み物なのです。

 

イソフムロンが含まれる食品

ビールのホップ

 

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トリゴネリン

トリゴネリンとは

トリゴネリンとは、多くの植物やコーヒー、一部の魚介類に含まれる成分です。

カフェアリン(caffearine)とも呼ばれます。

コーヒーの画像

コーヒーに含まれる他の成分

コーヒーにはカフェインが含まれているのは有名です。

カフェインは、脳神経を興奮させ、眠気を防ぎ疲労感を解消するといった働きがあります。中枢神経興奮、強心、気管支拡張、利尿などの作用もあります。

カフェ酸という成分もありますが、まだまだ効能や効果は判明されていない成分らしく、今後の研究に期待されるところです。

 

トリゴネリンの働き・効能

トリゴネリンは加熱した場合、ニコチン酸に変化しますがたばこに含まれるものとは別物です。

このニコチン酸はビタミンB3とも言われ、脳のエネルギー代謝に重要な働きをしています。さらに、コレステロール値を低減する効果もあります。

 

トリゴネリンは熱により分解し、ニコチン酸に変化する。神経等に対する薬理作用が研究されている。

オシロイバナの種子や根に多く含まれるほか、コーヒーなどの農作物や一部魚介類にも含まれる。

引用先:wikipedia-トリゴネリン

 

トリゴネリンを多く含む食品

コーヒー(コーヒー豆)や豆、あるいはタコ等に多く含まれます。

 

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D・グルカレイト

D・グルカレイトとは

D・グルカレイトとは、果物や野菜に含まれている物質です。

 

D-グルカレイトの働き・効能

D-グルカレイトは、強力な解毒作用で発ガン物質を除去して、自然治癒力を高め癌を予防します。

さらに、血中のコレステロールを働きもありますので生活習慣病にも効果を発揮します。

 

生活習慣病とは

食習慣や運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症進展に関与する疾患群です。

糖尿病、脂質異常症、高血圧、悪性腫瘍、脳血管障害などがあります。

 

生活習慣の改善

遺伝要因、外部環境要因のほか、生活習慣要因も糖尿病や高血圧症、がん、脳卒中、などの多くの病気の発症や悪化に深くかかわっています。

様々な病気は生活習慣病という観点でとらえることができ、生活習慣を改善することで、病気の発症や進行を予防することが可能です、

 

D-グルカレイトが多く含まれる食品

特に野菜ではブロッコリーや芽キャベツ、果物ではさくらんぼやグレープフルーツなどに多く含まれます。

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