プロゼロニン

プロゼロニンとは

プロゼロニンとは、熱帯地方に自生するアネ科の植物「ノニ」に含まれていると言われていました。

ノニは、和名では「ヤエヤマアオキ」、学術名はモリンダシトリフォリア(Morinda citrifolia)という、、インドネシアのモルツカ諸島が原産の熱帯地域の植物です。

今では、インドネシアを中心に太平洋諸島、オセアニア、東南アジア、等に広く分布しています。

日本ではいつごろから健康食品としてジュースなどが出ていますが、上記熱帯地域では健康維持、スタミナ増進、病気の予防等に古くから利用されています。

葉の画像

 

プロゼロニンの働き・効能

プロゼロニンは「ノニ」に含まれていると言われ、体内でゼロニンという成分に変化します。

ゼロニンはプロテインと結びついて、体内の修復細胞を活性化ささます。その結果、病原菌や毒素の除去や免疫機能の向上などに効果を発揮することになります。

 

プロゼロニンは本当にあるのか?

海外の研究者によれば、「プロゼロニンやゼロニンという物質は確認されていない・・・」という記事もありますから、上記のような効能は疑ってかかるほうが良いかもしれません。・・・というか存在自体を疑ったほうがいいでしょう。

その記事を一部抜粋すると、「ゼロニン説の論文は「再現性のない結果を掲載する雑誌」に掲載すべき代物であり、アルカロイド、ゼロニンなど明らかに科学的根拠のないものである、と断定。Heinickeのいっている事は疑問だらけであり、ノニの商業主義の門を開いただけである・・・」などと書かれています。

これは、ハワイの植物ガン研究センターのマックレチー氏という人の研究によるものだそうです。

プロゼロニンの存在と効能は、ラルフ・ハイネキー博士というアメリカの研究者が発表したものですが、その後アメリカ本土でも物議を醸したようで、結果的にウソであることを認めたようです。

 

当サイトでは、真意のほどはわかりませんが、このような記事が多数見られることから、あまりにも特別な効能を謳ったようなセールス記事には注意したほうが良いかと思います。

 

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オリーブ葉

オリーブリーフ(葉)とは

オリーブ葉に含まれるオレユロペンという成分には強力な抗菌作用があります。

オレユロペンはテルペン類の仲間になります。

オリーブで一般に知られているのは、「オリーブオイル」だと思いますが、オリーブオイルにも優れた効能があり健康の維持に一役買っています。

このオリーブオイルは、オリーブの実から抽出するものですが、オレユロペンは葉に含まれていて、主にサプリメントとして利用されています。

 

オリーブオイルの効能

オリーブオイルには、オレイン酸が含まれていてコレステロールを作用があります。そのため、動脈硬化や心筋梗塞の予防、便秘の解消に有効だとされます。

又、カルシウムやカリウム、鉄などのミネラルが含まれていますから、不足している鉄分を補うにも有効です。

ビタミンE(トコフェロール)という抗酸化物質も含まれていますから、生活習慣病の予防や老化の予防にも効果が期待できます。

 

オリーブリーフ(葉)の働き・効能

オリーブ葉の苦味成分(オレユロペン)には、抗菌作用があり、ウイルスの生存に必要なアミノ酸の合成を防ぎます。さらに、さまざまな病原菌を撃退して健康を保つ作用もあります。

他にも、糖尿病の予防や、血圧降下作用、抗酸化作用もあるようですから、生活習慣病の予防効果が期待できると思います。

 

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ギンコライド

ギンコライドとは

ギンコライドとは、イチョウの若木の葉に含まれているテルペノイドの一種です。

テルペノイドはテルペン類ともいわれ、植物や昆虫の体内、菌類などが作り出す、特有の香りや苦味成分です。

 

ギンコライドの働き・効能

ギンコライドの働きとしては、活性酸素から脳細胞を守り、記憶力や集中力を高めます。又、血栓を防ぎ血流を良くするといわれます。

血行を良くしますので動脈硬化や冷え性、認知症にも効果を発揮しますし、ぜんそくやアトピー性皮膚炎、花粉症にも効果があるといわれます。

老人性痴呆症の治療薬にも利用されています。

 

老人性痴呆症とは

老人性痴呆症とは、脳の認知機能が低下する認知症の一つで、加齢が原因となり起こるものです。

高齢になることで、脳の萎縮や変形により起こる病気で、記憶の低下や性格の変化などが見られます。

動脈硬化が引き金になって起こるものやアルツハイマー型などがあります。

 

ギンコライドが含まれる植物

イチョウの葉

 

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ギムネマ酸

ギムネマ酸とは

ギムネマ酸とは、「ギムネマ・シルベスタ」という植物から抽出した成分です。ギムネマ・シルベスタはインドや東南アジアに多く自生している植物です。

インドでは2500年も前に糖尿病の治療薬として利用されていたそうですが、そんな昔に糖尿病があったことに驚きです。

 

ギムネマ酸の働き・効能

ギムネマ酸には甘い食べ物に対する食欲を減退させる効果があります。糖分も吸収されませんのでダイエットにも有効です。
又、小腸でブドウ糖の吸収を抑え血糖値の上昇が抑制され、糖尿病の予防に効果的で、なおかつ低血圧を起こす心配もありません。
他にも、虫歯予防や便秘にも有効です。

 

ギムネマ酸はこんなヒトに

ギムネマ酸は、肥満気味の人、肥満に悩んでいる人、ダイエットに挑戦したい人、糖尿病の予防をしたい方、虫歯を予防したい人、等には効果がある成分かもしれません。

 

ギムネマ酸を含む食品

ギムネマ酸を摂るには、ギムネマ・シルベスタという植物が入手できなければ、サプリメントや飲料、などの健康食品から摂るしかないと思います。

 

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パラ・クマル酸

パラ・クマル酸とは

パラ・クマル酸(p-クマル酸)とはクマル酸の一つで、ケイ皮酸に水酸基がついた構造を持つ有機化合物です。

クマル酸には、o-クマル酸、m-クマル酸、p-クマル酸の3種類があり、このうちのp-クマル酸は野菜などに含まれます。

 

p-クマル酸は、ピーナツ、トマト、ニンジン、ニンニクなどの食用植物中にも広く含まれている。結晶性で固く、水にはわずかしか溶けないが、エタノールやジエチルエーテルには良く溶ける。

p-クマル酸には酸化防止剤の効果があるため、発癌性のあるニトロソアミンの生成を抑えることにより、胃癌のリスクを減らすと考えられている。

引用先:wikipedia-クマル酸

 

パラ-クマル酸の働き・効能

ハムやベーコンには発色剤が使われています。
これは亜硝酸塩といい、肉に含まれる2級アミンと結合してニトロアミンという発ガン物質を作ります。

パラ-クマル酸は、アミンが結合する前に亜硝酸を追い出し、ニトロソアミンが生成されるのを防ぐという重要な役目を果たしています。

 

パラ・クマル酸が多く含まれる食品

トマトに多く含まれます。他にもにんじんやピーナツ、にんにくにも含まれます。

 

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クロロゲン酸

クロロゲン酸とは

クロロゲン酸は、抗酸化物質でポリフェノールの一種です。コーヒー特有の褐色成分で、香りと味の成分です。

コーヒーを焙煎するとクロロゲン酸が分解されてカフェ酸に変わります。

 

コーヒー豆中に 5%–10% 近く含まれ、含有量はカフェイン (1%–2%) よりも多い。カフェインとともにコーヒー抽出液冷却時に認められる白濁の原因とされる。コーヒー抽出液の味覚における影響は複雑である(濃度その他の条件で渋、酸および甘を示す)。抽出時間が長すぎたときに顕われる雑味の原因とされる。

引用先:wikipedia-クロロゲン酸

 

クロロゲン酸の働き・効能

クロロゲン酸には、活性酸素の発生を抑える効果があります。これは、生活習慣病の予防に有効です。
さらに、細胞の突然変異を防ぎ、発ガン物質であるニトロアミンの発生も防ぎます。

 

クロロゲン酸が多く含まれる食品

さつまいもやじゃがいもの皮、あるいはコーヒーなどに含まれています。

 

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エラグ酸

エラグ酸とは

エラグ酸とは、ゲンノショウコやユーカリ、レッドラズベリー、イチゴ、ザクロなどに含まれているフェノール系の成分です。

ブラックベリー、ラズベリー、イチゴ、クランベリー、クルミ、ペカン、ザクロ、クコやその他の植物性食品を含む数多くの野菜や果物で見つかっている天然フェノール系の抗酸化物質である。エラグ酸が抗癌性と抗酸化性を有しているのではないかとの観点から、エラグ酸の摂取による健康上の効能の可能性について予備調査に拍車がかかっている。

引用先:wikipedia-エラグ酸

 

エラグ酸の働き・効能

エラグ酸の働きは、発ガン物質の活性を沈め、そして発ガン物質がDNAに結びつくのを防ぎガンの発生を抑えます。さらにがん細胞の増殖もくい止めるといわれます。

他にも、抗酸化作用による過酸化脂質やコレステロールの低減、高血圧、糖尿病、動脈硬化などの予防や治療にも効果的です。

 

・・・・ただしこれらの効能については、小動物などの実験で抗癌性と抗酸化性を示してもので、下記の記事を見る限りでは、ヒトに対する健康上の効能は疑問視されているようです。

 

エラグ酸サプリメントは、この試験では前立腺癌の患者の全生存期間及び無増悪生存期間の改善を示さなかった。 ヒトの健康上の効能を支持する証拠はごく初歩的な状態であるにもかかわらず、エラグ酸は、癌、心臓病、その他の健康問題に対する効能を謳った栄養補助食品として米国で販売されている。エラグ酸は、アメリカ食品医薬品局によって「消費者が避けなければならない偽癌治療法」とされている。多数の米国に拠点を置く栄養補助食品の販売者は、米国連邦食品医薬品化粧品法に違反した効能を謳ったエラグ酸の販売をしているとしてアメリカ食品医薬品局から警告書を受けている

引用先:wikipedia-エラグ酸

 

エラグ酸を多く含む食品

ベリー系の果実やクルミ、ペカン、ザクロ、クコ、イチゴなどに多く含まれます。

 

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アップルフェノン

アップルフェノンとは

アップルフェノンとは、りんごに含まれるポリフェノールです。

 

アップルフェノンの働き・効能

アップルフェノンの働きとしては、ヒスタリンの遊離を抑えてアレルギー症状を改善します。又、メラニンの生成を抑える効果や、活性酸素を除去するといった効果もあります。

 

動物実験では、脂肪が体内に吸収するのを抑制し、排泄を促しながら、肝臓内では脂肪生生成の抑制と脂肪燃焼を促進することがわかったようです。

とはいっても、まだまだ解明されていないことが多いようで、詳細な解析については今後の研究を待ちたいところです。

 

りんごに含まれる他の栄養素と上手なとり方

りんごには、βカロテンやビオチン、カリウム、食物繊維なども多く含まれます。

豊富に含まれるポリフェノールは、抗酸化作用や老化防止に有効です。

酵素に触れると色が茶色に変色するので、塩水かレモン水にしばらく浸けるようにしましょう。

 

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6-メチルスルフィ二ルヘキシル

6-メチルスルフィニルヘキシルからし油とは

イオウ化合物の一種です。

6-メチルスルフィニルヘキシルからし油とは、わさびに微量に含まれるグルコシノレートから生成される成分のことです。

グルコシノレートは、アブラナ科の植物では、わさびや大根おろしの辛味成分です。

 

6-メチルスルフィニルヘキシルからし油の働き・効能

6-メチルスルフィ二ルヘキシルからし油の働きとしては、胃がんの増殖を抑制します。

他にも、血液をさらさらにする効果もありますので、動脈硬化を防ぐことになります。

 

他のイオウ化合物の種類と働き

イオウ化合物はユリ科の野菜に含まれる臭気成分です。抗酸化作用が強いのが特徴です。

いくつか代表的なものを取り上げてみましょう。

硫化アリル

強い抗酸化作用があります。生に含まれるものと、加熱調理したときにでるものがあります。

硫化プロピル

生の玉ねぎの辛味成分です。血糖値を下げ糖尿病を予防します。

サイクロアリシン

血小板の擬集を抑え、血行を改善、血栓を溶かす作用があります。

チオスルフィネート

玉ねぎを切ったときの催涙成分です。殺菌、抗菌作用があります。

 

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S-メチルシスティンスルホキサイド

S-メチルシスティンスルホキサイドとは

S-メチルシスティンスルホキサイドとは、玉ねぎに含まれるイオウ化合物の一つです。

Sーメチルシステインルホキシドと似ていますが、こちらはきゃべつに含まれているイオウ化合物です。

 

S-メチルシスティンスルホキサイドの働き・効能

S-メチルシスティンスルホキサイドの働きは、脂肪やコレステロールの合成を促す酸素の作用を防ぎ、血中のコレステロールや脂肪を減らします。

よって、高コレステロール血症や脂質異常症などの予防や改善に効果を発揮することになります。

 

玉ねぎの栄養を上手にとるには

玉ねぎにはイオウ化合物が数種類入っていることがわかりましたが、独特の刺激臭や辛味のため加熱しなければ食べにくいものです。

しかし、熱を加えることで甘味が出るということは有効成分も消えてしまうことになります。

又、生で食べるとき水でさらす時間が長いと、水溶性の成分が失われます。

これらのことを考えると、できるだけサラダなどで生で摂るようにして、水にさらすとしても短い時間にするようにしなければならないということになります。

 

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