だいだい

だいだい

だいだい(橙)はミカン科ミカン属の常緑樹です。
他のミカン属同様柑橘類の仲間で、別名は「ビターオレンジ」とも呼ばれます。

橙の語源は「代々」からきており、冬に熟す果実が年越ししても実が落ちないで、2・3年木になり続けることで呼ばれたそうです。
正月の飾り付けに橙の実が使用されますが、もとをただせば「代々」を「代々栄える」というふうにして縁起を担いだものだそうです。

インド、ヒマラヤが原産で日本へは中国から伝来しました。

だいだいの利用法

実の外見は夏みかんのようですが、酸味と苦味がこちらのほうが強いので生食には不向きかもしれません。
一般には加工して調味料や漢方薬の材料で利用されます。

皮を乾燥させたものを漢方では「橙皮(とうひ)」といいます。
これには健胃薬や去痰薬、つわり等に使用されます。
未熟果実を乾燥させたものは「枳実(きじつ)」というもので、芳香性健胃薬として、消化不良、腹痛などに応用されます。

だいだいの産地

静岡県の伊豆地方、和歌山県の田辺市・海南市、山口県萩市、山口県周防大島等が主な産地です。

だいだいの選び方

生で食べることはないので形や多少の傷はあまり気にすることはありませんが、正月飾りで使うならば形が良いものがいいでいょう。
加工食品にする場合は持ち重りがするものや表面の艶があるようなものを選ぶようにしましょう。

だいだいの食べ方・レシピ

果実をマーマレードやジャム、ジュース、ドレッシング、ポン酢、砂糖煮等で利用します。
特にマーマレードやポン酢は人気があります。

だいだいに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 だいだい・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
24 0,3 0,2 8,0 1 190 10 8 0,1 微量
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 2  0,03  0,02  13  35  0  0  0

栄養成分の詳細
だいだいに多く含まれる栄養成分。

 

スポンサーリンク

だいだいの効能

カリウムには、ナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を予防する効果があります。
ビタミンCは抗酸化力がありますので生活習慣病の予防効果があります。

だいだいの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・冬から春
  • 理想的な保存方法・・・ビニール袋等に入れて冷蔵庫の野菜室へ
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・加工すれば長期保存が可能

関連記事

栄養は出来る限り自然な食材から取りたい

できれば普段の栄養はサプリなどに頼らず、自然な食材から摂りたいものです。

しかし、現代人の生活において、必要な栄養素を全て自然な食材から過不足なく摂ることは現実的ではないことも否めません。

地方在住の方なら道の駅で地元産の新鮮かつ安全なおいしい野菜を手に入れることも容易ですが、都会暮らしでは難しいと言わざるを得ません。

みずみずしく美味しい旬の野菜を選ぶにも目利きが必要ですし、忙しい方は買い物に行くのも大変でしょう。

そこで一度、本当に新鮮でみずみずしい旬の野菜を食べてみて、ご自身の目利きの力を養ってみるのはいかがでしょうか?

Oisix(オイシックス)では、送料無料で様々な野菜がたっぷり入ったお試しセットを購入することができます。

おいしくなければ全額返金対応です。

まずは一度、本当の野菜を知ってみることをおすすめします。きっと今後の野菜選びに役に立ちます。

全額返金対応のOisixのお試し野菜セット(送料無料)はこちら

スポンサードリンク
LINEで送る
Pocket