フコイダンとは
フコイダンとは、海藻のぬるぬるを構成する成分の一つで多糖類です。
こんぶやわかめといった褐色の海藻の細胞壁と細胞壁の間にあるぬめり成分で、「フコース」という糖に硫酸などが繋がった多糖類です。
わかめなどに含まれるアルギン酸、紅色の海藻のカラギーナン、てんぐさなどの寒天などどともに海藻多糖類とも言われ、水溶性植物繊維でもあります。
長寿との関係
日常的に海藻を多く食べていると長生きをするといわれます。
この根拠としては沖縄県で、沖縄は国内でも有数の長寿県として有名ですが、ここでは普段からこんぶやオキナワモズクなどの海藻を食べているようです。
これらにはフコイダンが特に多く含まれており、健康維持に一役買っています。
フコイダンと癌(がん)の関係
フコイダンには抗腫瘍作用があります。
過去の実験ではフコイダンを投与したマウスのがん細胞がほとんど死滅したり減少したりしたそうです。そのため、代替医療(食事療法や気功、整体など)では抗がん剤として利用が始まっています。
しかし、これらの効果を利用して、悪質な業者や健康商品も出回っていますので注意が必要です。
現在既に各社から昆布やモズクなどを原料に、様々な製品が発売されている。 しかしそれらはあくまで健康食品である。医薬品でないにもかかわらず、効能を表示していたり、インターネットでの誇大広告、一見販売とは無関係の団体をうたい、高額の製品に誘導する手口等には気をつけなければならない。これらの行為は法令違反である。
前述にあるように、フコイダンの学術的定義は「高分子多糖体」であり、低分子これは通常フコースとよばれ単糖である、低分子フコイダンの表現は学術的には存在しない。しかしながら特に健康食品の販売差別化のため多様な表現が使われている現状が存在する。
引用先:wikipedia-フコイダン
フコイダンの働き・効能
フコイダンにはピロリ菌が胃壁に付着するのを防ぐ働きがありますから、胃病の予防に効果を発揮します。
そして、フコイダンの一種であるUフコイダンにはがん細胞の増殖を抑える働きや血液を浄化し、コレステロール値を下げる効果があります。
Fフコイダンという成分には、肝細胞増殖因子の生産を高め、肝機能の強化や、生活習慣病の予防、肝炎の改善、老化防止などにも有効とされます
基礎研究として、抗酸化作用、アポトーシス誘導による抗ガン作用、抗菌作用、皮膚創傷修復作用、胃粘膜保護作用、胃潰瘍治癒促進作用、血中コレステロール低下作用が報告されている。
一方、フコイダンはメカブなどの海藻類から抽出されるが、海藻類に多く含まれるヨードにもアポトーシス誘導による抗ガン作用があることが報告されており[3]、フコイダンの作用とされる抗ガン作用は抽出時に混入したヨードの作用である可能性も残る。
引用先:wikipedia-フコイダン
フコイダンを多く含む食品
フコイダンを多く含む食品としては、こんぶやめかぶ、もずく・・・など
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