ユリ科のファイトケミカルとは
ユリ科の野菜とは、玉ねぎやにんにく、らっきょう、と言った球根を持つ野菜に多いもので、毒性があるものが比較的多いのが特徴です。これは人間には無毒でも、犬や猫が食べた場合、危険な毒となります。
球根を持たない野菜では、アスパラガスやにら、ねぎ、なども含まれます。
ユリ科のファイトケミカルは、これらの野菜に含まれる成分です。
ユリ科のファイトケミカルの働き・効能
ユリ科のファイトケミカルで代表的なものは、アリシンや硫化アリルで含まれる食材を切ったときには独特の刺激臭があります。
働きとしては、強い抗酸化作用があり、活性酸素を除去したり、解毒酵素を活性化してガンの発生を予防します。
ユリ科のファイトケミカルの仲間
ユリ科のファイトケミカルには下記のようなものがあります。
硫化アリル
これはにんにくや玉ねぎの刺激臭です。血液をさらさらにする効果あるといわれます。
硫化プロピル
生玉ねぎに含まれる辛味成分です。血糖値を下げる効果、血液をさらさらにする効果があります。
チオスルフィネート
玉ねぎを切ったとき出てくる催涙成分です。強い殺菌・抗菌作用があります。
シクロアリイン
玉ねぎを加熱したとき増える無味無償の成分です。血中のコレステロールや中性脂肪を減らす効果があります。
アリシン
にんにくに含まれる刺激臭です。強い殺菌作用があります。
サイクロアリシン
玉ねぎなどに多く含まれる成分です。血液をさらさらにする働き、動脈硬化、心筋梗塞、高血圧の予防効果などです。
S-メチルシスティンスルホキサイド
玉ねぎに含まれるイオウ化合物の一つです。血中のコレステロールや脂肪を減らす効果があります。。
6-メチルスルフィ二ルヘキシルからし油
わさびなどに微量に含まれるグルコシノレートから生成される成分です。血液をさらさらにする効果、胃がんの増殖を抑制する効果などがあります。