ムクロジ(ソープベリー)

むくろじ

ムクロジはムクロジ科の落葉高木です。
樹高は15mにもなる高木で、熟すと黄褐色の丸い実を付けます。

果皮はサポニンを多く含んでいるため石鹸の代わりとして利用されます。
植物園ではよく見かけれるし、寺院に植えられていることも多い。

ムクロジの利用法と効能・メニュー

 

ムクロジの豆知識

  • 学名・・・Sapindus mukorossi Gaertn.
  • 別名・・・ソープベリー、ソープナッツ、ウォッシュナッツ、リタ
  • 和名・・・ムクロジ(無患子)
  • 分類・・・ムクロジ科ムクロジ属
  • 原産地・産地・・・本州中部以南から東南アジア(中国、対すぁン、インド、ネパール、等)に分布

ムクロジの利用法・効果・効能

果皮にはサポニンが含まれているので古くから衣類の洗剤として利用されている。
種子は数珠や羽根突きの羽根の玉として加工される。

サポニンとは

サポニンはサポゲニンと糖から構成される配糖体の総称です。一部に植物や棘皮動物(ヒトデ、ナマコ)の体内にも含まれます。
白色の無定形粉末で、両親媒性を持つため、水に混ぜると溶解し、振り混ぜると石鹸のように泡が立つ。

 サポニンを高濃度で含む植物は昔は石鹸代わりに洗濯などに用い(ムクロジ、サイカチの果実など)、現在でも国によってはシャンプーなどに用いている。
漢方薬などの生薬にはサポニンを含むものが多い。特に界面活性作用を利用した去痰薬(キキョウ、ハンゲ、セネガなど)がよく知られるが、ほかに補気作用(ニンジン、オウギ、ナマコ)など、様々な薬理作用を示すものが知られている。

詳細は下記の関連記事をご覧ください。

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のこぎりやし(ソーパルメット)

のこぎりやし

ノコギリヤシはヤシ科の植物です。
ヤシの仲間としては小さい方で、樹高は2~4m程。葉がノコギリの刃のような形をしていることから名前が付けられたようです。

北米や南西部の海岸部などにに自生しており、樹高は2~4mとそれほど大きな樹ではない。
ただ、成長は遅いが簡単に枯れることはない。フロリダにはジュレ500年以上にもなる固体もあるお言われます。

ノコギリヤシの利用法と効能・メニュー

 

ノコギリヤシの豆知識

  • 学名・・・Serenoa repens
  • 別名・・・ソーパルメット(エキス)
  • 和名・・・鋸椰子
  • 分類・・・ヤシ科ノコギリヤシ属
  • 原産地・・・米国南西部・北米

ノコギリヤシの利用法・効果・効能

果実には前立腺肥大症に有効な成分が含まれているとして研究されています。
果皮にはサポニンが含まれているため、古くから衣類の潜在としても利用されてきたらしい。

葉は繊維質に富んでいるため、編んで籠や茅葺屋根にも用いられます。
種は数珠や羽根突きの玉に使われているそうです。

果実は脂肪酸やフィトステロールに富み、その抽出物は前立腺肥大症 (BPH) の治療薬として研究されている。脱毛症[4]・多嚢胞性卵巣症候群などの高アンドロゲン状態にも用いられているが、その場合の効果は実証されていない。

ソーパルメット

ソーパルメットとはノコギリヤシの実かエキスのことを言うようです。
果実から抽出される成分には発毛や育毛に効果があるとされ、サプリメントの他様々な健康食品で利用されていますが、その効果の程は確かなものとは言えないようです。

詳しくは下記の関連記事をご覧ください。

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センナ

sennna

 

センナはマメ科の多年草です。
草丈は約1m、黄色い花を夏ごろに咲かせます。

腸内を刺激し浄化する作用があるとして、ヨーロッパでは古くから薬用として利用されてきたようです。

センナの利用法と効能・メニュー

 

センナの豆知識

  • 学名・・・Senna alexandrina
  • 分類・・・マメ科センナ属
  • 原産地・産地・・・エジプト、スーダン、アラビア、インド、等

センナの利用法・効果・効能

生薬としては「瀉下剤(下剤・便秘薬)」にあたります。
センノシドという成分が腸内で分解され効果かを示します。

日本では医薬品として扱われているため食品や健康茶に含むことはできません。
ただ、茎は抗能を謳わない限り健康茶に含んでいても法的には問題がないようです。

日本薬局方での基原植物に該当するセンナの果実・小葉・葉柄・葉軸は医薬品として扱われるので、食品である健康茶などに含まれることは許されない。しかし、ダイエット効果を謳う健康茶などに含まれていることがあり、薬事法違反の無承認無許可医薬品となり回収騒ぎに発展することがある。また、食品である健康茶などに効能を謳うこと自体が成分にかかわらず薬事法違反であるし、瀉下剤でダイエットというのも無茶なことである。なお、センナの茎は効能を謳わない限り食品扱いである。従って、効能を謳わないならば食品である健康茶などに茎が含まれていても法的には問題はなく、実際にそのようなものが市販されている。

詳しくは下記の関連記事をご覧ください。

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セントジョンズワート

せいようおとぎりそう

セントジョンズワートはテリハボク科オトギリソウ属の多年草です。
オトギリソウ属の植物は亜熱帯地域に300種以上が野生に分布しているそうです。

古くは古代ギリシァ時代から薬用に利用されてきました。
現代ではうつ病や不安障害に効果があると注目されているハーブです。

セントジョンズワートの利用法と効能・メニュー

 

セントジョンズワートの豆知識

  • 学名・・・Hypericum perforatum
  • 和名・・・セイヨウオトギリソウ(西洋弟切草)
  • 分類・・・テリハボク科オトギリソウ属
  • 原産地・・・ヨーロッパ

セントジョンズワートの利用法・効果・効能

古くから薬用として利用されてきたようですが、多くの国では毒草としてリストされているそうです。
日本においてはハーブとして販売されているようですが、多くの薬物と交互作用をするため厚生労働省は注意喚起をしています。

又、家畜に与えた場合、最悪死をもたらす場合もあるようです。
効果があるとされる報告と効果がないとする報告があるため、とにかく取り扱いには注意をしたほうが良さそうです。

詳しくは下記の関連記事をご覧ください。

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セルフヒール・セイヨウウツボグサ

セイヨウウツボグサ

セルフヒールはシソ科の多年草です。
草丈は約30。初夏から夏にかけて紫色(品種によっては白かピンク)の花を咲かせます。
乾燥させた花はハーブティーと利用されたり、薬用でも用いられてきました。

セルフヒールの利用法と効能・メニュー

 

セルフヒールの豆知識

  • 学名・・・Prunella Vulgaris
  • 和名・・・セイヨウウツボグサ
  • 別名・・・ヒールオール、カーペンターズハーブ
  • 分類・・・シソ科
  • 原産地・・・ヨーロッパ

セルフヒールの利用法・効果・効能

止血効果や消炎作用があることで止血剤やうがい薬として利用されてきました。
乾燥させた花はハーブティーにすると利尿作用や抗菌作用があるとされます。

栽培は比較的容易なため観賞用として園芸や鉢植え、ガーデニングにも向いています。

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ガジュツ

gajixyutu

ガジュツはショウガ科の多年草です。
葉、茎、ともにショウガに似ていますが、根茎は紫がかった色をしています。

原産地はヒマラヤと言われています。日本では屋久島や種子島、沖縄諸島などで栽培されています。

ガジュツの利用法と効能・メニュー

 

ガジュツの豆知識

  • 学名・・・Curcuma zedoaria
  • 英名・・・ゼドリアー、ホワイトターメリック
  • 別名・・・紫ウコン、ガゼツ、
  • 分類・・・ショウガ科ウコン属
  • 原産地・・・ヒマラヤ

別種

別名を紫ウコンと呼ばれていますが、「春ウコン」や「秋ウコン」とは別の種類です。

  • 春ウコン・・・正式名称は「姜黄(キョウオウ」。春に花が咲く。根茎はショウガに似ている、切り口は黄色。ミネラルが豊富。
  • 秋ウコン・・・ウコンとも呼ばれる。正式名称は「鬱金(ウコン)」、英語名は「Turmeric」。秋に花が咲く。カレーの香辛料、黄色い色素に使われる。

ガジュツの利用法・効果・効能

根茎は生薬として用いられています。

根茎が生薬(日本薬局方に収録)として用いられ芳香健胃作用がある。ウコンよりも薬効は強いとされる。生薬としては我朮というが、中国では塊根を鬱金(ウコン、キョウオウと同じ)、根茎を蓬莪朮という。

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セサミ・胡麻

せさみ

セサミとは胡麻のことです。
栄養価に優れており、紀元前3500年ごろ、インドでは胡麻が栽培されていたと言われるほど人との係わりは長い。

セサミの利用法と効能・メニュー

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セサミの豆知識

  • 学名・・・Sesamum indicum
  • 和名・・・胡麻
  • 分類・・・ゴマ科ゴマ属
  • 原産地・・・アフリカ

品種

種子の皮の色によって分類されています。
白ゴマ、黒ゴマ、黄ゴマ(金ゴマ、茶ゴマ)など。

主な産地

生産量の多い国としてはインド、ミャンマー、中国、エチオピア、スーダン、ウガンダ、等。
日本はほとんど輸入にたよっています。

セサミの利用法・効果・効能

種子が食用として利用されます。発芽したばかりの若芽はスプラウトとして売られています。
種子は炒ったものを砕いたり、挽いたりして料理に利用します。胡麻ダレ、ごま油、練り胡麻、等。料理は胡麻和えやサラダ、団子、白和え、等。

有効成分はカルシウムや鉄、亜鉛、などのミネラルの他、タンパク質やビタミンも多く含んでいます。
又、セサミンという抗酸化物質が含まれているため細胞の老化防止などにも有効とされます。

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セージ

せーじ

セージはシソ科の多年草です。
草丈は50~60cm前後、長細い楕円形の葉っぱには表面に細かい縮れがあります。

古くから薬用として利用されてきたハーブで、古代ローマ時代から珍重されてきました。
抗酸化作用が強いのが特徴です。

セージの利用法と効能・メニュー

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セージの豆知識

  • 学名・・・Salvia officinalis
  • 和名・・・ヤクヨウサルビア
  • 別名・・・コモンセージ、ガーデンセージ
  • 分類・・・シソ科アサギリ属
  • 原産地・・・地中海沿岸

その他の種類

セージには多くの品種・変種があります。その一部は以下のようなものです。

  • パイナップルセージ・・・メキシコ原産。パイナップルのような香りがする。花は鮮やかな赤色。「サルビア・エレガンス」とも。
  • チェリーセージ・・・アメリカ南部原産。赤系の花が多いが白やピンクもある。葉はフルーツのような香りがする。「サルビア・ミクロフィラ」とも。
  • ゴールデンセージ・・・葉に黄色が混じっているのが特徴。さわるとフェルトのような感触。
  • パープルセージ・・・紫がかった緑色と灰色がかかった紫色の葉。レッドセージとも呼ばれる。

セージの利用法・効果・効能

古くから薬用として料理や薬草として利用されてきました。

1551年に、ドイツの薬草家が、「セージは医者、料理人にも、台所、地下室の場所も、貧富も問わず役に立つハーブである」という言葉を残している。また、古いアラビアのことわざには、「庭にセージを植えているものが、どうして死ぬことができようか」とあるように、古くから薬効に富む薬草として有名である。

  • 薬用・・・抗酸化作用が強い。薬効としては抗菌力、解熱、浄血作用、消化促進、等。
  • 食用・・・ハーブティーやスパイスとして多用される。肉の煮込み料理やソーセージなどの香辛料。イタリア料理やドイツ料理には欠かすことはできないハーブ。
  • 園芸用・・・栽培は比較的容易。観賞用としてガーデニングや鉢植えなど。園芸品種も多い。

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踊子草

おどりこそう

 

オドリコソウはシソ科の多年草です。
草丈は30~50cm。葉の付け根に白やピンクの花がまとまって咲きます。
この花の付き方が笠をかぶった踊子達が並んでいるように見えることが名前の由来となっているようです。

踊子草の効能・メニュー

 

踊子草の豆知識

  • 学名・・・Lamium album var. barbatum
  • 分類・・・シソ科オドリコソウ属
  • 原産地・・・日本、東南アジア

踊子草の利用法・効果・効能

中国では古くから民間療法に用いられてきたと言われます。
月経不順や泌尿器疾患に花を乾燥させたものを煎じて服用したとか・・・

若芽や若葉、花は天ぷらや和え物、おひたし、炒め物、酢の物、などで食べることもできるようです。
又、栽培が比較的容易のため園芸用としても人気があります。

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ステビア

アマハステビア

ステビアはキク科の多年草です。
草丈は50cmから1m。葉に強い甘味があるのが特徴で、夏から秋にかけて白い小さな花を咲かせます。

原産地の一つであるパラグアイでは甘味料の他、医薬品としても使用してきた歴史があり、ペルーの先住民は避妊にも利用してきたらしい。

ステビアの効能・メニュー

 

ステビアの豆知識

  • 学名・・・Stevia rebaudiana
  • 別名・・・アマハステビア(甘葉ステビア)
  • 分類・・・キク科ステビア属
  • 原産地・・・南アフリカ(パラグアイ、ペルー、ブラジル、ボリビア、等)

ステビアの利用法・効果・効能

甘味成分としてテルペノイドの配糖体を含んでいるので主に甘味料として利用されています。
砂糖の主成分であるショ糖の300倍もの甘味があることで、糖尿病患者のメニューやダイエット食品に砂糖の代用品、清涼飲料水などに用いられてもいます。

現在では茎の部分を主原料として化粧品にも応用されているらしい。

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