シスチンの働き・効能
シスチンは毛髪や爪に多く含まれ、タウリンを生成して胆汁酸の成分になります。タウリンは、牡蠣やたこ、いか、魚の血合いなどに多く含まれる成分で、肝機能を高める働きをしています。
光学活性化合物であり、天然に多く存在するのは L体 (R,R’体) である。白色固体で、融点は247 – 249 ºC。毛髪などのケラチンに特に多く含まれる(毛髪の約5%)。通常のタンパク質での含量は少ないが、その高次構造を決める上で重要な部分である。
引用元:Wikipedia –シスチン
ケラチンはタンパク質の一種で、皮膚や爪などにも含まれます。又、ケラチンは毛髪にも2%程含まれている成分ですから、不足した場合は抜け毛がきになりますが、しかし、多くとったからといって育毛効果があるとはいえないようです。
解毒作用
シスチンの働きとしては、傷の治癒、解毒作用、ブドウ糖の代謝にかかわることなどです。
解毒作用とは、何らかの物質を用いて毒物を分解したり無毒化させることをいいます。
シスチンは他の物質と反応してその力を発揮します。
例えば、喫煙などで生じる活性酸素や、治療目的で使用される放射線やX線などから体を守るとされています。活性酸素は、ガンや老化のもととなる物質で、酸素分子がより反応性の高い化合物に変化したものを指します。
通常、活性酸素は誰の体内にも発生するもので、普通の生活を送るだけでも2%位は取り込んだ酸素が変化するようです。それ以上に増える原因としては、ストレスや喫煙、大気汚染、暴飲暴食、食品添加物、激しい運動などです。
そんな意味では、シスチンは抗酸化・老化防止成分といってもいいのかもしれません。
シスチンを多く含む食材
シスチンを多く含んでいる食品としては、小麦製品や麺類などです。
100g中で見ると、粉末状の小麦たんぱくには1600mg、小麦胚芽には470mg、ライ麦粉や中力粉、強力粉などにも多く含まれています。
麺類では、干し蕎麦やマカロニスパゲティに310mg、そうめんやひやむぎには200mg以上、うどんでも150mg以上も含まれています。