庶糖の働き
庶糖(ショ糖)はスクロースと呼ばれます。ちなみに、ブドウ糖はグルコースと呼ばれます。
蔗糖はブドウ糖と果糖が結合した二糖類です。(果糖とは果物に多く含まれる糖質)
二糖(にとう、disaccharide)とは、糖類の最小構成単位である単糖2分子が脱水縮合し、グリコシド結合を形成して1分子となった糖のことである[1]。砂糖の主成分であるスクロースは二糖の一種である。
二糖は炭水化物のグループの一つで、少糖ともいわれるオリゴ糖 (oligosaccharide) の一種ともされる。
引用元:Wikipedia – 二糖
庶糖は甘味料として使われます。特に砂糖の主成分で、さとうきびの茎やてんさい(甜菜)の根に多く含まれます。
庶糖は小腸でブドウ糖と果糖に分解されて吸収されます。そして、分解されたブドウ糖、果糖はそれぞれがエネルギー源として活躍します
ただ、エネルギーの源としての役目はでんぷんと変わりありませんが、こちらのほうが代謝が早いため、摂りすぎた場合は肥満になってしまいます。甘いものばかり好んで食べているような人に太っている人が多いのはそのためです。
砂糖のとりすぎ
いうまでもないですが甘いもの摂りすぎは虫歯になってしまいます。
虫歯菌は、「ストレプルトコッカスミュータンス」という物質です。
これは、砂糖から不溶性グルカン(バイオフィルムと呼ばれる、ストレプトコッカス・ミュータンスが分泌するグルコシルトランスフェラーゼ(GTF)という酵素によりショ糖が分解されて作られる)を作り出し、歯の表面に歯垢を付着させます。
歯垢で繁殖した虫歯菌が酸を分泌して、歯のエナメル質を溶かすことで虫歯になります。
難消化性オリゴ糖や糖アルコールは虫歯菌のエサにはなりませんから、歯垢は形成されません。
糖アルコールとは、糖質甘味料に分類され代表的なものでは「キシリトール」があります。他には、りんごや梨に含まれる、「ソルビトール」、コンブに含まれる「マンニトール」等があります。
そのため、これらの糖類は虫歯の原因にはなかなかなりにくく、特定保健用食品として認可されているものもあります。
難消化性オリゴ糖とは
単糖や糖アルコールが複数結合した少糖類に分類されます。
胃や小腸では消化されずに大腸まで届くオリゴ糖です。甘味がありますから砂糖の代用にはなりますが、エネルギーにはあまりなりません。
そして、ビフィズス菌や乳酸菌などの腸内有用細菌を増やし整腸作用をもたらす特徴があります。