いかなご

いかなご

いかなごはスズキ目イカナゴ科の魚です。
沖縄を除いた日本各地に生息する細長い魚です。
北方系の魚であるため高水温(水温19度以上)には適さないので、夏の間は砂に潜っているそうです。
そして水温が17度位になると砂から出てきて、活発に餌を捕食し冬の産卵に備えるようになります。

大きなものでも15~20cm位にしかなりません。
姿形はカマスサヨリのような形ですが、主にプランクトンを捕食していますのでカマスほど口が広くなく歯もありません。

いかなごの別名・地方名

広い範囲で獲れるため地方により呼び名が違います。
関東では稚魚のことを「こうなご」と呼びます。下記のようにも呼ばれるそうです。

西日本で「シンコ(新子)」。成長したものは北海道で「オオナゴ(大女子)」、東北で「メロウド(女郎人)」、西日本では「フルセ (古背)」、「カマスゴ(加末須古)」、「カナギ(金釘)」などと呼ばれる。

引用先:wikipedia

いかなごの産地と漁

ほぼ全国で獲れますが、産地として知られているのは瀬戸内海です。兵庫県は全国でもトップクラスの水揚げ量をほこります。

船曳網という漁法で漁獲されます。
これは3隻の漁船で構成され、2隻が網を引き、もう1隻が魚群を探す役目と魚を積み込み運搬する役目を果たしています。

いかなごの食べ方・料理

産地の兵庫県(明石)、瀬戸内海地方では郷土料理に「くぎ煮」があります。
これは醤油、酒、みりん、等を合わせて煮た甘露煮みたいなものです。煮あがった姿が釘のような形になるため呼ばれています。

釜揚げ、ちりめん干しも代表的な料理です。
他は、大きなものはから揚げや天ぷら、刺身、鍋の具材、煮付け、焼き物等で利用されます。
因みに、脂がのっている魚体は、太めで背中の色が青茶色になっています。

いかなごに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 いかなご・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal(カロリー)  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 125  17,2  5,5  0,1  190  390  500 530   2,5  3,9
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 200  0,19  0,81  29  1  200  0  0,5

栄養成分の詳細
いかなごに多く含まれる栄養成分。

 

 

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いかなごの効能

他の小魚同様カルシウムが非常に多く含まれています。カルシウムは骨や歯を丈夫にする働きがあります。
又、各種のミネラルが豊富に、バランスよく含まれていますので体調管理や生活習慣病の予防に有効です。

いかなごの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・春から初夏(3~5月頃)
  • 理想的な保存方法・・・保存する場合は、釘煮などの煮物かちりめんといった干し物にする
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷凍では長期保存が可能

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