そば

そば

そば(蕎麦)の主成分は糖質です。
糖質のほかにもタンパク質やビタミンB群、カリウムや鉄などのミネラルも豊富に含まれています。
特にカリウムは100g中に160mg、鉄は1,4mgも含んでいます。
タンパク質には必須アミノ酸であるリジンやスレオニンなどが多く含まれています。

さらに、食物繊維はもちろんのことルチンも含まれます。
蕎麦をたべるときは黒いそば(藪蕎麦)のほうが薬効は高いですし、蕎麦湯にもルチンなどが流れ出していますので同時にとるとよいでしょう。

蕎麦を選ぶときのポイントとしては、そば粉が100%の生蕎麦が良いでしょう。

そばの花

そばに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 そば・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 274  9,8  1,9   54,5  1  160  18  170   1,4   1,0 
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 0  0,19  0,09  19   0  0  2,7  0

そば・ゆで

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 132  4,8  1,0   26,0  2  34  9  80   0,8   0,4 
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 0  0,05  0,02  8   0  0  2,0  0

干しそば

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 344  14,0  2,3   66,7  850  260  24  230   2,6   1,5 
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 0  0,37  0,08  25   0  0  3,7  2,2

栄養成分の詳細
そばに多く含まれる栄養成分。

 

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そばの効能

そばに含まれるルチンという成分はビタミンPの一種でポリフェノールの仲間としても注目されている栄養成分です。

ルチンの効能ですが、毛細血管を強化し血圧の上昇を抑制して心臓病や脳の血管障害、あるいは高血圧の予防に有効です。
さらに、膵臓機能の強化によりインスリンの分泌を促し糖尿病の予防、老人性認知症の予防、記憶力の向上などに効果を発揮します。
このルチンをとるには蕎麦を1日1度とると良いとされます。それは1日の必要量が約30mgで、そば1食には約100mgが含まれているからです。

他にも、そばのタンパク質には体脂肪の蓄積を抑制するという作用もあることが判明してきたようです。

 

そばの旬と保存期間

  • 食べると良い時期(旬)・・・秋
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・生は冷蔵庫で3~4日

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稲・米

米は大別するとうるち米ともち米に分かれます。
そしてうるち米を精製ことにより、その精製度合いで「玄米」「胚芽精米」「精白米」「半つき米」などにさらに分かれます。

このように精米歩合で呼び名は違いますし、その栄養成分にも違いはあるのですが、いずれも主成分としては糖質です。

一番栄養価が高いのは、もみから籾殻のみを取り除いた玄米です。しかし難点もあり、精白米に比べたとき消化が悪いのです。胚芽精米は玄米からぬかをとり胚芽を残したものですが、これは玄米に比べれば多少栄養価は落ちますが、精米に比べればビタミンミネラル食物繊維は豊富です。

米を選ぶ時のポイントとしては、粒ぞろいが良く、ふっくらしているものがよいでしょう。

 

米に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 玄米

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 350  6,8  2,7   73,8  1  230  9  290   2,1   1,8 
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 微量  0,41  0,04  27   0  0  3,0  0

半つき米

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 353  6,5  1,8   75,4  1  150  7  210   1,5   1,6 
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 微量  0,41  0,04  27   0  0  3,0  0

精白米

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 356  6,1  0,9   77,1  1  88  5  94   0,8   1,4 
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 0  0,08  0,02  12   0  0  0,5  0

胚芽精米

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 354  6,5  2,0   75,3  1  150  7  150   0,9   1,6 
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 0  0,23  0,03  12   0  0  0,5  0

栄養成分の詳細
米に多く含まれる栄養成分。

 

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米の効能

米の糖質は、脳のエネルギー源になります。
さらに、糖質をエネルギーに変えるビタミンB1も豊富に含みますので、脳の働きを良くするためには効果的ですし、疲労回復や精神安定にも有効です。

米には「ホスファチジルコリン」という物質が含まれますが、これは神経伝達物質である「アセルチルコリン」を増やしますので記憶力低下を予防や老人性のボケを防ぐ働きがあります。
他にも、食物繊維同様の働きがある成分により大腸がんの予防や便秘解消にも有効です。

消化の面で難があるとされる玄米ですが、これは数時間水につけたり、時間をかけて炊いたり、又良くかんで食べるようにすれば消化もよくなると思います。

なぜ玄米をそれほどまでにして食べるとするべきなのかは、その栄養素です。
精白米と比較して見ると、ビタミンB2や鉄、リン、脂質などは2倍から2倍以上、ビタミンB1はやEは、食物繊維はなんと約4倍~5倍、とすごい違いです。

特に豊富に含まれる食物繊維は腸から吸収されるコレステロールを抑制しますので、動脈硬化や糖尿病、高血圧などといった生活習慣病に有効です。
そして、玄米を発芽させた「発芽玄米」は、玄米より栄養価がアップしていますし、脳の血流を良くし認知症を防ぐといわれる成分も含んでいます。

さらに玄米と白米の中間みたいな胚芽精米には、リノール酸が含まれます。
これは、血中のコレステロール値を下げてくれますし、ビタミンEとタッグを組みがんや老化のを防いでくれます。

 

米の旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・秋
  • 理想的な保存方法・・・湿気を避け密閉容器で冷暗所に保存
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・1ヶ月

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わかめ

わかめ

わかめは干したものや塩につけたもの、あるいはめかぶなどが一般的でしょうか。
ダイエットする際に有効と言われ、ヘルシー食品の代表格とも言えるでしょう。

わかめの特徴としては、他の海藻同様ミネラルが豊富なのですがバランスが良い点です。
他にも、カロテンが100g中7800μgも含まれていますし、食物繊維も豊富に含んでいます。

わかめは生で食べられたり、味噌汁、煮物などで一般的に食べられます。
上手に保存するには、塩蔵わかめはポリ袋に入れ冷蔵庫へ、干したものは乾燥剤を入れ密封容器でともに保存しましょう。

わかめに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 乾燥わかめ・素干し

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 117  13,6  1,6   41,3  6600  5200  780  350   2,6   0,9 
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 650  0,39  0,83  440   27  0  32,7  16,8

カットわかめ・乾燥

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 138  18,0  4,0   41,8  9500  440  820  290   6,1   2,8 
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 150  0,05  0,07  18   0  0  35,6  24,1

生わかめ

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 11  1,7  0,4   3,1  540  12  42  31   0,5   0,2 
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 21  0,01  0,01  11   0  0  3,0  1,4

 栄養成分の詳細
わかめに多く含まれる栄養成分。

 

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わかめの効能

わかめには不溶性食物繊維のアルギン酸が豊富に含まれています。
この効能としては、悪玉コレステロールを減らす効果が有りますので、動脈硬化を予防してくれます。

又、水溶性食物繊維のフコイダンや、大量に含まれているヨードにはガンを抑制する効果や撃退する効果があります。

そして、カロテンやヨードには細胞を活発にする働きがありますので、免疫力の向上等に有効です。

 

わかめの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・春~夏
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・乾燥物で1年

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のり(海苔)

のり

のり(海苔)には、一般的に言う「真のり」や「浅草のり」といった種類が広く出回っています。
のりは近海で養殖されているのですが、その育った環境により味や風味が、あるいは性質が異なってきます。

のりの特徴としては、あの薄い一枚に含まれる優れた栄養成分です。
例えば、タンパク質は100g中に約41gも含まれますし、ミネラルではカルシウムが280mg、鉄は約11mg、カロテン(βカロテン)は27000μgなど、他にも食物繊維ビタミン類も豊富に含まれます。

のりの用途として最も一般的なのは、おにぎりや磯辺まき、寿司、などといった巻物でしょうか。
これらの用途に使用するときに、海苔を先にあぶると風味と食感がよくなります。特にざらついたほうをあぶるようにしましょう。よりおいしくいただけます。

選ぶときのポイントは、黒くつやがあるものが良いとされます。

 

のりに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 干しのり

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 173  39,4  3,7   38,7  610  3100  140  690   10,7   3,7 
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 3600  1,21  2,68  1200   160  21  31,2  1,5

味付けのり

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 179  40,0  3,5   41,8  1700  2700  170  710   8,2   3,7 
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 2700  0,61  2,31  1600   200  21  25,2  4,3

栄養成分の詳細
のりに多く含まれる栄養成分。

 

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のりの効能

のりの効能としては、カロテン(ビタミンA)の働きによる体の抵抗力アップや、ビタミンEやCによる
美肌効果があげられます。
さらにこのビタミンは抗酸化作用が強く活性酸素を除去してくれます。

そして、のりの細胞壁に含まれる多糖類、「ポルフィラン」は消化吸収に難はありますが、ガンと戦う機能を強化する力があります。

他にも、高血圧の予防や、骨粗鬆症や貧血の予防、生活習慣病などの予防に効果を発揮します。

 

のりの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・周年
  • 理想的な保存方法・・・湿気を避け、密閉容器で保存
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・密封で冷蔵庫に約6ヶ月

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もずく

もずく

もずくは漢字では、海蘊 、水雲、藻付、海雲などと表されます。
褐色な色をしている「褐藻」と一種で、ナガマツモ科モズク属に属します。
北は北海道から、南は沖縄まで各地の沿岸に広く分布しています。

もずくという海藻は、「藻付く」というように、、他の海藻に付いて成長することからその名が付いています。
もずくの特徴ですが、ミネラルビタミンは含まれますが、他の海藻に比べるとそれほど特筆していないのです。
しかし、水溶性食物繊維であるフコイダンの含有量は相当なものです。

もずくの別名

イトモズクとも呼ばれます。
沖縄には「オキナワモズク」という、琉球列島特産の種類があります。これは成長すると30cm以上になります。
沖縄の方言では「スヌイ」「スヌリ」「スヌール」等で呼びます。

もずくの産地

沖縄がトップです。全国の90%以上を占めます。これに次ぐのは鹿児島ですが漁獲量はわずかです。

新鮮なもずくの選び方

褐色な海藻はその色が濃いものが良いとされます。磯の香りが強いものも選ぶときのポイントです。
臭みがするものは古くなっているのは避けるようにしましょう。

もずくの食べ方・料理方法

もずくはほとんどの場合、酢(三杯酢、二杯酢)で和えて食べると思いますが、酢で食べることにより吸収が高まりますので最も効果的な食べ方と言えます。
他は卵焼きに混ぜたり、スープや味噌汁に入れたり、サラダ等でも利用されます。

mozuku

もずくに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 もずく・塩蔵・塩ぬき

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 4  0,2  0,1   1,4  90  2  22  2   0,7   0,3 
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 15  微量  0,01  2   0  0  1,4  0,2

沖縄もずく・塩蔵・塩ぬき

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 6  0,3  0,2   2,0  240  7  22  2   0,2   微量 
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 18  微量  0,09  2   0  微量  2,0  0,6

栄養成分の詳細
もずくに多く含まれる栄養成分。

 

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もずくの効能

もずくに多く含まれる水溶性食物繊維フコイダンには、ピロリ菌の動きを妨害して胃潰瘍や胃炎を防ぐ効果が有ります。
さらに、このフコイダンはがん細胞を消滅させる働きがありますし、不溶性食物繊維のアルギン酸も共に含んでいますので「O-157」を殺菌する作用もあります。

胃病の予防に有効とされる1日に必要なフコイダンの量としては、約25mg前後です。
一般に市販されている「もずく酢」1パックには、必要量と同程度の量15~25mgが含まれています。

もずくの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・冬
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で20日

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ひじき

ひじき

ひじきは、以外に身近の磯などに冬から春にかけて生えてきます。
生で食されることはほとんどなく、煮たりあるいは蒸したりしたものを干してから食べるのが一般的です。

ひじきにはカルシウムや鉄といったミネラルが多く含まれます。
カルシウムの含有量としては100g中に1400mgで、鉄は55mg、この含有量は食品のなかでも群を抜いているといえます。

他にも、ビタミン類ではビタミンB2やカロテン、さらに食物繊維も豊富に含まれます。
煮物や和え物にして食べるのが多いのですが、選ぶときは色が鮮やかではりのあるものを選びましょう。

ひじきに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 

 干しひじき

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 139  10,6  1,3   56,2  1400  4400  1400  100   55,0   1,8 

 

ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 270  0,36  1,10  84   0  1  43,3  3,6

栄養成分の詳細
ひじきに多く含まれる栄養成分。

 

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ひじきの効能

ひじきに豊富に含まれるミネラルや食物繊維は、動脈硬化や高血圧、血行促進に大きな力を発揮します。
特に、カルシウムは骨を丈夫にしますし骨粗鬆症を予防しますしたりイライラを鎮めます。

鉄も多く含まれていますが、これは貧血の予防や治療に効果的です。特にビタミンcとともにとるとさらに有効です。

ビタミンAや海藻特有のヨードは、つやのある肌や髪を作るのに役立ちますし、甲状腺障害にも力を発揮します。

 

ひじきの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・春
  • 理想的な保存方法・・・湿気を避ける場所に、密閉容器に入れ保存
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・1年

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こんぶ

こんぶ

こんぶ(昆布)との産地として有名なのは北海道や東北地方です。
その種類も、真昆布や利尻昆布、羅臼昆布、日高昆布、あるいは長昆布や細目昆布などなど・・・
これらはそれぞれに風味や品質が異なり、その用途も違ってきます。

昆布の栄養成分として特筆しているのはミネラルでしょうか。
カリウムでは100g中6100mg、さらにカルシウムは710mg、も2,4mg程含まれています。
他にも、ビタミンB群やビタミンKカロテン葉酸食物繊維なども豊富に含まれています。

昆布はその種類により出汁にも使われ、各種の煮物にもひろく使われています。
昆布を選ぶときのポイントとしては、だしに使うものは肉厚の痲こんぶがよいですし、煮物に使うものは肉が薄い三石こんぶがよいでしょう。

 

こんぶに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 まこんぶ・素干し

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 145  8,2  1,2   61,5  2800  6100  710  200   3,9   0,8 
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 95  0,48  0,37  260   25  0  27,1  7,1

えながおにこんぶ(羅臼こんぶ)・素干し

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 138  11,0  1,0   55,7  2400  7300  650  340   2,5   1,0 
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 120  0,10  0,25  190   3  微量  24,9  6,1

みついこんぶ(日高こんぶ)・素干し

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 153  7,7  1,9   64,7  3000  3200  560  230   5,1   1,3 
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 230  0,40  0,60  310   10  0  34,8  7,6

利尻こんぶ・素干し

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 138  8,0  2,0   56,5  2700  5300  760  240   2,4   1,0 
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 71  0,80  0,35  170   15  0  31,4  6,9

栄養成分の詳細
こんぶに多く含まれる栄養成分。

 

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こんぶの効能

特にカリウムの含有量は食品の中でもかなり上位で、その働きとしては血圧の上昇を抑えてくれます。
さらに、食物繊維の主成分であるアルギン酸はナトリウムの排出を促しますし、多く含まれるラミニンにも血圧の効果作用がありますので、トリプル効果で高血圧の予防やむくみの解消に効果を発揮します。

他にも、糖の吸収を抑えて中性脂肪が蓄積されるのを予防しますので肥満の予防にも有効です。。

 

こんぶの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・夏
  • 理想的な保存方法・・・湿気が無い場所に密閉容器などにいれ保存
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫に約6ヶ月

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ヨーグルト

ヨーグルト

ヨーグルトの作り方としては、牛乳などに乳酸菌を加え攪拌して発行させた食品です。
ヨーグルトに含まれる成分としては、牛乳などと同様にカルシウムタンパク質ビタミン類、などが豊富に含まれています。

特徴としては、これらの栄養素が牛乳などに比べ吸収されやすくなっているという点です。
これは、ヨーグルトに含まれる乳酸菌による影響なのです。

ちなみに、ヨーグルト1個(約90g)に含まれる成分で目立つものは、カルシウムが約108mg、タンパク質が約4g、ビタミン類ではビタミンB2が0,15mg程度含まれています。
ヨーグルトは買って来たらすぐ冷蔵庫に保存して、賞味期間中はもちろんのこと開封したら出来るだけ早く食べるようにしましょう。

 

ヨーグルトに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 プレーン

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 62  3,6  3,0   4,9  48  170  120  100   微量   0,4 
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 33  0,04  0,14  11   1  12  0  0,1

ドリンクタイプ

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 65  2,9  0,5   12,2  50  130  110  80   0,1   微量 
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 5  0,01  0,12  1   微量  3  0  0,1

栄養成分の詳細
ヨーグルトに多く含まれる栄養成分。

 

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ヨーグルトの効能

ヨーグルトには乳酸菌が豊富に含まれています。
この乳酸菌には、本来人間の腸にいる腸内ビフィズス菌などといった善玉菌を増やして、悪玉菌を撃退する働きがあります。

腸内ビフィズス菌が増えることによって、免疫力が強化され、大腸がんなどの予防や下痢、便秘、などに大きな効果を発揮します。

さらに乳酸菌の表面には、「ポリサッカライド」や「ぺプチドグルカン」などと物質がついています。
これらの物質には、よけいなコレステロールを体外に排出する作用がありますので、生活習慣病などの予防に有効です。

 

ヨーグルトの保存期間

  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・未開封のもの冷蔵庫で約2週間

 

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鶏卵

ここで言う卵とは、一般的に広く出回っている、にわとりの卵(鶏卵)のことを指します。
卵ほぼ完全食品で、ビタミンc以外は必要な栄養素がほとんど含まれています。

特に目を引くのは、栄養価の高いタンパク質が多いということと、アミノ酸のバランスが良いという点です。
しかも価格が安定していて、手軽な価格ですぐに手に入るという点でも優れています。

その上、癖がまったくといってないですから、古くから様々な料理に利用されていますし、生でもゆでてもただ焼いても問題なくだれでも食べることができます。
新鮮な卵をおいしく食べるには、卵を保存するとき丸みのあるほうを下にして、冷蔵庫の専用ポケットなどに入れましょう。もちろんできるだけ早く食べるにこしたことはありません。

卵

鶏卵に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 全卵・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 151  12,3  10,3   0,3  140  130  51  180   1,8   1,3 
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 150  0,06  0,43  43   0  420  0  0,4

卵黄・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 387  16,5  33,5   0,1  48  87  150  570   6,0   4,2 
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 480  0,21  0,52  140   0  1400  0  0,3

卵白・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 47  10,5  微量   0,4  180  140  6  11   0   微量 
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 0  0  0,39  0   0  1  0  0,5

栄養成分の詳細
卵に多く含まれる栄養成分。

 

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卵の効能

卵には栄養価の高いタンパク質が豊富に含まれます。
このタンパク質は、消化吸収率が非常に良く、良質のタンパク質ということで細胞を健康にし老化を防いでくれます。

卵黄には「レシチン」という成分が含まれます。
これは、血中のコレステロール値を正常にし、動脈硬化を予防してくれます。
このレシチンの主成分「コリン」は、「アセチルコリン」という物質はアルツハイマーを予防します。

 

卵の保存期間

  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で約3週間

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バター

ばたー

バターは大別すると、無塩バターと、食塩を少量含む有塩バター(普通のバター)に別れます。

有塩バター(普通のバター)は、牛乳の上部に浮かぶ脂肪分から水分を出し、脂肪のみになったものを専用の方法で固めたもので、2%程度の塩分を含んでいます。保存性が高いのが特徴です。

一方、無塩バターのほうは製法は大きく変わらないのですが塩分を含んでいません。
双方の特徴の一つに、上記のようにほとんど牛乳と塩だけで作られていて、食品添加物は原則的に含んでいないものが多い点です。

バターも乳製粉ですから、牛乳同様カルシウムやカリウム、マグネシウムといったミネラルを含んでいます。さらに、ビタミン類ではビタミンAが豊富でEやDも含んでいます。
ただ、バターの脂肪は不和脂肪酸ですから、とりすぎると血中のコレステロールを上げてしまったり、酸化すると過酸化脂質になりますので注意が必要です。

 

バターに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 有塩バター

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 745  0,6  81,0   0,2  750  28  15  15   0,1   0,1 
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 510  0,01  0,03  微量   0  210  0  1,9

無塩バター

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 763  0,5  83,0   0,2  11  22  14  18   0,4   0,1 
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 790  0  0,03  1  0  220  0  0

 栄養成分の詳細
バターに多く含まれる栄養成分。

 

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バターの効能

バターも乳製品の一種ですから、骨を丈夫にするカルシウムの働きなどがあります。
又、カルシウムの吸収を高めるビタミンDや、美肌効果や老化を防ぐ効果があるビタミンEなども含んでいます。

しかし、気をつけるべきはバターには脂肪が多いので、飽和脂肪酸やコレステロールも多くなります。これはとりすぎに要注意です。

 

バターの保存期間

  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・消費期限を参照(無塩バターは3℃~5℃位で保存)

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