黒鯛

黒ダイ

黒鯛はスズキ目、タイ科に分類される海水魚です。チヌとも呼ばれます。
北海道南部から下は台湾までの東アジアの沿岸域に広く分布しますが、奄美大島以南の南西諸島では近縁種のヘダイやミナミクロダイ、 ナンヨウチヌが生息するそうです。

黒鯛は大きいものでは80cm位には成長すると言われますが、通常見られるのは大きくても50cm位までです。
黒鯛と呼ばれるほど体は黒いわけではなく、どちらかというと銀色に近く、鱗の周辺や頭部が黒みを帯びています。

通常「鯛」と呼ばれる魚は、水深100m位までは普通に生息していますが、黒鯛の場合は河口の汽水域から深くても5・60m位に生息しています。
そのため雑食で、生活用水から流れ出る残飯では野菜や果物の切れ端までも食べることがあります。

黒鯛の性転換

黒鯛はオスからメスに性転換します。これは一般的に性転換する魚(真鯛・等)と逆です。4,5歳になると雌性ホルモンが発達した固体がメスに性転換されます。

別名と出世したときの呼び方

関西では「チヌ」、九州では「チン」、山陰では「チンダイ」、北陸では「カワダイ」等、地方により呼び名が変わります。
又、出世魚で「チンチン」→「カイズ」→「クロダイ」と関東では呼ばれます。ちなみに関西では「ババタレ」→「チヌ」→「オオスケ」となります。

黒ダイ

黒鯛の食べ方・料理

特に癖がない白身ですが、河口近くにで獲れるものは臭みがあるものもあります。
食べ方は、塩焼き、刺身、カルパッチョ、 洗い、煮付け、ムニエル、アクアパッツァ、粕漬け、味噌漬け、中華風あんかけ、等、和洋中どんな料理にも合います。

黒鯛の産地

全国ほぼどこでもあがりますが、広島湾では国内の水揚げの2割相当があるそうです。漁は定置網や刺し網等、地方により漁法が変わります。

黒鯛の釣り方

釣りの対象魚としても人気があります。
釣り方は餌釣りが主ですが、 「ふかせ釣り」「かご釣り」「投げ釣り」「かかり釣り」といった釣法が用いられます。
使用される餌は、ゴカイ、サナギ、オキアミ、アミエビ、ユムシ、モエビ、ボケ、 貝類、等が一般的ですが、一部ではすいかやみかんも使われます。

最近はミノーを使ったルアーで狙うこともあります。

黒鯛に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 黒鯛・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal(カロリー)  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 150  20,4  6,7   0,3  59  400  13  250   0,3   0,8 
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 12  0,12  0,30  14  3  78  0  0,1

栄養成分の詳細
黒鯛に多く含まれる栄養成分。

 

 

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黒鯛の効能

カリウムには、細胞内の酵素反応を調節する働きがあります。エネルギーの代謝を円滑にし、細胞が正常に活動する環境を作っています。又、ナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があるとされ、高血圧を予防する効果があります。

リンも多く含まれていますが、これは体内に多く含まれ、体重の約1%位あります。その量の85%程度がカルシウムやマグネシウムと結合して骨や歯の主成分になります。残りの15%のリンの大部分は、たんぱく質や脂質、糖質などと結合して、細胞膜のリン脂質として、DNAやRNA(遺伝情報物質)などの核酸の構成成分として、あらゆる細胞に存在しています。又、ATP(アデノシン三リン酸)という高エネルギーを発生する物質の構成成分でもあり、生命活動を支える重要な役割を担っています。

又、タンパク質は、体を作っていくうえで必要な栄養素ですが、他にも酵素や、免疫抗体、血液成分、遺伝子、神経伝達物質、エネルギーなどにも利用されます。

黒鯛の旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・初夏から秋
  • 理想的な保存方法・・・下処理をしてラップをして冷蔵庫へ(冷凍も可)
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で2~3日程度(冷凍では長期保存も可)

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めじな

めじな

めじなはスズキ目、イスズミ科(メジナ科)に分類される海水魚です。グレとも呼ばれます。
北海道南部から台湾までの沿岸域に生息します。

大きなものでは70cm位までには成長しますが沿岸域で良く見られるものは大きくても40cm前後まででしょう。
体色は青緑色が主体で、腹部は白くなっています。死ぬと黒くなります。ただ、尾長メジナと呼ばれる種類は生きているときは茶色をしています。

めじなの種類

メジナは上記の他に、尾長メジナ(クロメジナ)とオキナメジナが居ます。
尾長メジナは最大80cmほどになり、鰓のふちが黒く線を縁取られていて尾が長く広くなっています。相模湾以南の太平洋側に生息しますが、大型のものは沖の磯や流れにいます。

オキナメジナは房総半島以南の太平洋に分布します。体長は45cm位までになります。
伊豆では「スカエース」紀州では「ウシグレ」、奄美では「シチ」等と呼ばれます。

めじなの食べ方

くせがない白身です。ただし、夏場は動物性のものを食べるため磯臭くなります。冬は海草を食べるので臭いは消えます。
刺身、焼き物、干物、煮付け、カルパッチョ、アクアパッツァ、粕漬け、味噌漬け、何でもおいしくいただけます。

めじなの釣り方

餌を使った「ふかせ釣り」「かご釣り」が一般的です。特にふかせ釣りでは、メーカー主催の大会があるくらい盛んです。
又、メジナ釣りのウキや道具を作って売っている名人とか、フィールドテスターと呼ばれる職業の人もいます。
船釣りでもまだいやいさきを狙っているとかかって来ることがあります。

めじなに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 めじな・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal(カロリー)  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 125  19,4  4,5   0,1  91  380 27  240   0,3   0,9 
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 55  0,05  0,38  2  0  56  0  0,2

栄養成分の詳細
めじなに多く含まれる栄養成分。

 

 

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めじなの効能

比較的多く含まれるカリウムには、細胞内の酵素反応を調節する働きがあります。エネルギーの代謝を円滑にし、細胞が正常に活動する環境を作っています。又、ナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があるとされ、高血圧を予防する効果が期待されます。

リンも多く含まれていますが、リンは体内に多く含まれ、体重の約1%位あります。その量の85%程度がカルシウムやマグネシウムと結合して骨や歯の主成分になります。残りの15%のリンの大部分は、たんぱく質や脂質、糖質などと結合して、細胞膜のリン脂質として、DNAやRNA(遺伝情報物質)などの核酸の構成成分として、あらゆる細胞に存在しています。又、ATP(アデノシン三リン酸)という高エネルギーを発生する物質の構成成分でもあり、生命活動を支える重要な役割を担っています。

ビタミンAも多く含まれますが、目に必要不可欠なロドブシンという物質を作るのに重要な働きをしています。ロドブシンは、暗がりでもわずかな光に反応してこわれ、脳に刺激を与えた後、元の形に再生される物質です。

めじなの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・冬
  • 理想的な保存方法・・・下処理をしてラップをして冷蔵庫へ
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で2~3日程度

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あわび

あわび

あわび(鮑)は、ミミガイ科の巻貝です。日本では北海道南部から九州まで生息しています。
潮が引くと現われる干潮帯から水深20m程度の岩礁にへばりつくように生息し、こんぶやわかめ、ほんだわら、あらめ、ひじき、等といった海草を食べています。
天然のものも生息しますが、稚貝を放流して餌を与え養殖します。その餌の種類により殻の色に違いがでるそうです。

日中は岩場の切れ込みや岩の穴といったところにいますが夜になると浅場にも出てきます
干潮時にたまに岩場で見つけることがありますが、動きが意外に速いことに驚かされます。

あわびの種類は世界には100種類以上いるといわれます。
日本では「クロアワビ」「マダカアワビ」「エゾアワビ」「メカイアワビ」と「トコブシ」「フクトコブシ」の6種が食用とされています。

 あわび料理と美味しい食べ方

あわびは高級品ですから料理も様々ものがあります。
一般的なものでは、「刺身」「酒蒸し」「ステーキ」「焼きアワビ」「オイスターソース煮込み」「バター焼き」等でしょうか。
ちょっと変わったものでは、「水貝」 や「とろろ汁」といったものもあります。

最も高級とされるのは「干し鮑」です。高級食材として中華料理等で使われます。
又、山梨県の名産物「あわびの煮貝」も高級品に入ると思います。

水貝作り方

水貝とは、あわびの身を塩でこすり固くします。それを洗い流し大き目のさいころ位に切り、ガラス容器の薄い塩水に氷とともに浮かべます。
たれは肝をすりつぶして塩で味をつけたものを作ります。これに冷やしたあわびをつけて食べます。

とろろ汁作り方

雄をた大量の塩でもんで固めます。
それをおろし金で摩り下ろし、自然薯(長いも、可)と同量 にすり混ぜてとろろにしたものです。
雄雌の見分け方は、生殖腺(生殖器)が緑のものがメスで雄は白くなっています。

あわびのうまみ成分

グルタミン酸やエデニル酸が主にうまみ成分になっています。
これは、海藻類( 褐藻類)のグルタミン酸によるものと考えられています。
甘味は、タウリンやベタイン、グリシンといった成分です。

あわびの産地

全国何処でも採れますが、三陸沖、伊勢志摩、伊豆、房総半島、等が知られています。
干し鮑は青森 の大間産や岩手の大船渡市のものが香港で高級品として取引されてるそうです。

とこぶしとの違い

見た目での単純な違いは大きさです。あわびは最大で25cm位にはなりますが、とこぶしはその半分位まででしょう。
ちなみに、殻の表面にできる輪紋1本が1年に一度産卵期にできるといわれています。当然輪紋が多いものほど大きいということになります。あるデータでは、約150mmで9才だそうです。

あわびの水管孔は4~5個ですが、とこぶしは多いものでは8個位穴が開いています。
穴の大きさも違います。とこぶしの穴は小さくあわびのように盛り上がっていません。

あわびに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

あわび・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛 
 Kcal(カロリー)  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 73  12,7  0,3  4,0  330  200  20  100   1,5   0,7
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 1  0,10  0,09  22  1  97  0  0,8

あわび・干し

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛 
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 273  38,0  1,6  23,8  2900  490  39  300   2,0   1,6
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 4  0,36  0,11  87  微量  390  0  7,4

栄養成分の詳細
あわびに多く含まれる栄養成分。

 

 

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あわびの効能

リンはカルシウムの次に体内に多く含まれ、体重の約1%位あり、その量の85%程度がカルシウムやマグネシウムと結合して骨や歯の主成分になります。
カリウムはナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があるとされ、高血圧を予防する効果があります。
ナトリウムは、カリウムとともに細胞内外の物質交換や細胞の浸透圧、水分調節、体液のph、神経の刺激伝達、心筋の弛緩を促すなど多くの働きをしています。

あわびの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・全国で採れるため産地により旬がことなります。ちなみに関東では夏から秋。
  • 理想的な保存方法・・・活きたものは専用の容器に海水と酸素を入れ保存する。(冷凍も可)
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・4~5日位。冷凍物は長期保存可能です。

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さより

さより

さよりはダツ目、サヨリ科の海水魚です。
細長い形をしている魚で、かますにも似ていますがかますのように歯が鋭くなく、下顎が突き出し上顎が小さな三角形をしています。
さんまにも一見似ていますが、さんまよりスリムで腹側の銀色が美しい魚です。
大きさは最大でも25cm前後、寿命は2年位だといわれます。

沿岸の海面近くを泳ぐ魚で、日本の沿岸ではほぼ生息しています。
食性は動物性プランクトンを捕食したり、海中を漂う海藻の断片を食べたりしています。
熱帯・温帯を合わせ全世界では12属、80種以上のサヨリ科の魚がいますが、日本では 6属、13種が確認されているそうです。

さよりのような綺麗な女性

体色はカラフルではありませんが、背中は青緑で腹側は銀色に光り、スマートですから美しい魚です。
人間で言えばスレンダー美人といった感じでしょうか!?

しかし、腹をさばいてみると腹の膜が真っ黒です。
そのため、「見かけは美しいが腹黒い」、といった女性をさよりのような人だと揶揄することがあります。

さよりの食べ方とおいしい料理

透き通るような白身で低脂肪と美味しい魚、高級魚の部類に入ります。
刺身や昆布〆、寿司だね(棒寿司)、カルパッチョ、てんぷら、干物、塩焼き、汁物・吸い物(椀だね)、等に利用されます。
腹膜の黒い部分は刺身にするとき取ります。ここは苦味のもとになるからです。

さよりの釣り方・漁

漁法は刺し網、タモ網、二隻曳き網漁という二隻の船で表層を引く漁が一般的です。
レジャーとしての釣り方は 、こませかごとウキが一体となったものにアミこませを詰め当たり浮きのしもり玉を付け飛ばし表層を狙う方法と、こませを撒き連玉ウキで表層を釣る方法がある。付け餌はどちらもおきあみかあみえびで、袖針を使うのが肝です。
どちらも市販の仕掛けがあります。

さよりの産地

太平洋沿岸では、茨城県、千葉県、神奈川県、瀬戸内海側では広島県、香川県、日本海では石川県等が主な産地です。

鮮度の良いさよりの選び方

体がしまって硬い。うろこが剥がれていない。目が澄んでる。口の先が赤い。排泄口が閉まっている。腹膜が黒いほど鮮度は良い。

さよりに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

さより・生

エネルギー  タンパク質 脂質 炭水化物 ナトリウム  カリウム カルシウム  リン 亜鉛
Kcal(カロリー) g g g mg mg mg mg mg mg
95 19,6 1,3 微量 190 290 41 190 0,3 1,9
ビタミンA  ビタミンB1 ビタミンB2 葉酸 ビタミンC  コレステロール 食物繊維 食塩相当量 
μg mg mg μg mg mg g g
微量 微量 0,12 10 2 100 0 0,5

栄養成分の詳細 
さより多く含まれる栄養成分。

 

 

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さよりの効能

ナトリウムが多く含まれますがこれは、カリウムとともに細胞内外の物質交換や細胞の浸透圧、水分調節、体液のph、神経の刺激伝達、心筋の弛緩を促すなど多くの働きをしています。カリウムも多く含まれますが、カリウムにはナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があるとされ、高血圧を予防する効果があると考えられています。

リンはカルシウムやマグネシウムと結合して骨や歯の主成分になります。又、たんぱく質や脂質、糖質などと結合して、細胞膜のリン脂質として、DNAやRNA(遺伝情報物質)などの核酸の構成成分として、あらゆる細胞に存在しています。

さよりの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・春、三陸沖では初夏
  • 理想的な保存方法・・・適切な下処理をした後、ラップをして冷蔵庫へ
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・生は冷蔵庫で1~2日程度(干物にすれば長期保存が可能)

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めばる

めばる

めばるは北海道から九州にかけての沿岸の岩礁域に群れを成して生息する魚です。
かさごにも似ていますが、眼が大きく張っているように見えるところからこの名前が付いたそうです。地域によっては「めまる」とも呼ばれます。

春を代表する魚で通称「春告げ魚」とも称されます。
体長は15cmから大きなものでも40cm弱位です。種類によりその差があります。

食性は肉食で、小魚やえびやかにといった甲殻類、貝類、ゴカイ等の多毛類、等を岩場や海草の陰に潜み捕食します。

めばるの種類

めばるは3種類に分類されます。ただし、地域によって呼び名が違いますし、釣りの対象としても呼び名が変わります。
例えば「藻めばる」とか「 本めばる」、「茶めばる」等です。
又、水深100mといった深場に生息する「ウスメバル」とか「トゴットメバル」といったものもあります。

  • シロメバル・・・黒メバルとも呼ばれる。
  • アカメバル・・・金メバル、沖メバルとも呼ばれる。
  • 黒メバル・・・青メバルとも呼ばれる。

めばるの釣り方

餌で釣る方法と疑似餌で釣る方法があります。
餌釣りは船で活きいわしや活きえびを使って根回りや海草が生えているところを狙います。いわし餌の釣りを「いわしめばる」といいいます。

防波堤でも釣れますが、防波堤ではオキアミやゴカイで釣るのが一般的です。
疑似餌釣りではソフトルアーやミノー、ジグを色と大きさ、形状を変えて使います。 「メバリング」と釣り人の間では呼ばれます。

めばるの食べ方とおいしい料理法

めばる料理というと一般的には「煮付け」です。
普通に甘辛く煮るのもいいですし、あさりやトマトなどを 使い洋風にしたり、春繋がりで筍と煮るのもおすすめです。
から揚げや刺身も、てんぷら、塩焼きや西京漬け、味噌汁といった料理にも良くあいます。

めばるの産地

通常漁として獲られるのは「ウスメバル」か「トゴットメバル」です。
これらは底引き漁か胴付き仕掛けで釣ります。
水揚げ量が多いのは東北や北陸で 秋田、青森、新潟が主な産地です。ただし、どこでもいますので全国で水揚げされています。

めばるの鮮度の見分け方

大きな眼が澄んでいるものを選びましょう。身に張りがあるのは基本です。
又、身の色があせてないものを選ぶことも大切です。
えらの中を見ることができれば、中が綺麗な紅色をしているものを選ぶと新鮮です。

めばるに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

めばる・生

エネルギー  タンパク質 脂質 炭水化物 ナトリウム  カリウム カルシウム  リン 亜鉛
Kcal(カロリー) g g g mg mg mg mg mg mg
109 18,1 3,5 微量 75 350 80 200 0,4 0,4
ビタミンA  ビタミンB1 ビタミンB2 葉酸 ビタミンC  コレステロール 食物繊維 食塩相当量 
μg mg mg μg mg mg g g
11 0,07 0,17 5 2 75 0 0,2

栄養成分の詳細
めばるに多く含まれる栄養成分。

 

 

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 めばるの効能

多く含まれるカリウムには、細胞内の酵素反応を調節する働きがあります。エネルギーの代謝を円滑にし細胞が正常に活動する環境づくりをしています。又、ナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があるとされ、高血圧を予防する効果が期待できます。

リンも多く含まれていますが、これはカルシウムやマグネシウムと結合して骨や歯の主成分になります。
カルシウムは骨や歯を丈夫にする働きを持ちます。

さざえの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・春~夏
  • 理想的な保存方法・・・下ごしらえをしてラップで冷蔵庫へ(冷凍もできるが一般的ではない)
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・生のものは3~4日

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きす

きす・魚

きすは漢字では「鱚」と書きます。
スズキ目スズキ亜目キス科に属する魚です。「ピンギス」と呼ばれる10cm程度のものから「肘タタキ」と呼ばれる30cm以上のものまでいます。
きすというと一般には「シロギス」は スーパーや魚屋さんでは見受けられますが、キス科にはアオギスやホシギス等、30以上もの種類があります。

きすは、日本を含めたインド洋および西太平洋に分布し、沿岸部の浅い海岸付近の砂底に生息しています。
口が細く、唇がとがったような形をしているのは砂の中に突っ込んで餌を獲るためです。
食性は肉食で、ごかいやいそめ、えび、スナモグリといった海底に住む生物を餌にしています。

きすの釣り方

きすほど釣りの対象として人気が高い魚はいないのではないでしょうか。
海で釣りをしたことがある人なら一度は釣ったことがあると思います。

釣り方としては、投げ竿と投げ用のリールに目印が付いた糸を巻き、投げ釣り用の錘に市販のきす仕掛けを付けて浜や防波堤から遠くに投げるだけです。
錘が着底したらゆっくり巻いてくれば魚からの反応がありますので、後は巻き上げるだけです。
餌は釣具屋に売っている、「アオイソメ」「アカイソメ」「ゴカイ」等です。

船やボートから釣る場合は、船用の竿と小型スピニングリール、竿に併せた錘と船用の仕掛けを使うだけです。釣り方や餌は同じです。

きすの食べ方

一般的には「てんぷら」や「フライ」でしょうか。
塩焼きや刺身もおいしくいただけます。
脂肪が少なく癖のない白身ですから、どんな料理にも合いますし、誰でも好き嫌いなく食べることができると思います。

きすの見分け方

スーパーや魚屋さんで売られている丸のままのものは、鱗が剥がれていないで色艶の良いもの、腹の排泄口が開いてないものを選びましょう。
開いたものもありますが、あまり身が白いものはさけたほうが良いといわれます。

きすの種類

きすは3属30種類以上もいるといわれますが、代表的なものは以下のような種類です。

シロギス

大きいものでは30cmを超えるものもいます。北海道以南の日本沿岸から東シナ海に分布します。
淡い褐色ですが、ほとんど白く見えることから「シロギス」と呼ばれます。その美しい姿は 「海の貴婦人」「海の鮎」「砂浜の女王」とも称されます。
投げつりの対象魚で、シーズンには釣り大会も開催されます。

ホシギス

全長は大きくても25cm位。奄美大島以南、台湾、フィリピン、オーストラリア、インド等に分布します。
死ぬと体に渇色の斑点が出るのが特徴です。 汽水域の砂泥底でも見られます。

アオギス

青みが強い種類で、全長は40cm位にはなります。水質汚染の影響で現在では福岡県や大分県の瀬戸内海側でしか確認されていないようです。
干潟に生息していますが、河口域まで入るそうです。 警戒心が強いことで知られています。

ダイオウギス

オーストラリア近海に生息している種類です。大きなものは70cm位にはなるそうです。

水揚げ量と産地

北海道南部から九州、沖縄までほぼ全国で獲れます。
水揚げ量では800トン位にはなります。

きすに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 きす・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal(カロリー)  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 85  19,2  0,4   0,1  120  350  38  220  0,2   0,4

 

ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 10  0,07  0,04  16  2  100  0  0,3

栄養成分の詳細
きすに多く含まれる栄養成分。

 

 

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きすの効能

良質なたんぱく質を持っています。
カルシウムは骨や歯を丈夫にする働きがあります。
カリウムには、ナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があるとされ、高血圧を予防する効果が期待されます。

きすの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・春から夏(周年ほぼ味が変わらない)
  • 理想的な保存方法・・・氷〆にした後、下処理をしてラップで冷蔵庫へ(冷凍も可)
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で2~3日程度(冷凍では1ヶ月~)

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いわな

いわな

漢字では「岩魚」と書きます。サケ目サケ科イワナ属の淡水魚です。
北海道に生息する「 オショロコマ」も近縁種としてイワナとして扱われることも多いそうです。

かつては幻の魚とも言われ、河川の上流部でしか見られない時期もありました。今では養殖されたものが放流され、渓流つりの遊漁券を購入できる河川・湖では恐らく何処でも見られるでしょう。
ただ、雑種との交配が進み純粋な地域型固体が生息している地域はかなり少ないといわれます。

かなり獰猛な肉食性で、水生昆虫はもとより他の魚、水に落下する虫、等、動くものは何でも食べるといってもいいでしょう。
人気漫画「釣りキチ三平」ではその獰猛さから、水を飲みに来たたぬきまで食べていた位です。

いわなの種類

いわな属で日本の河川・湖で見られるものは、

  • アメマス(エゾイワナ)
  • ニッコウイワナ
  • ヤマトイワナ
  • ゴギ
  • オショロコマ
  • ミヤベイワナ
  • ブルックトラウト(カワマス)
  • レイクトラウト

等が挙げられます。このうちの日本固有亜種は「ニッコウイワナ」「ヤマトイワナ」「ゴギ」「ミヤベイワナ」です。

いわなの食べ方・おいしい料理

新鮮なものは刺身やそのまま串に差して塩焼きでもいけます。
刺身は下処理をして三枚におろし、わさび醤油が一般的です。
カルパッチョ、ホイル焼き、 ソテー、てんぷら、フライ、味噌汁、炊き込みご飯、等、サケ科の魚ですから料理も多彩なものがあります。

いわなの釣り方

みみずや水生昆虫、ぶどう虫、等の餌を使う「餌釣り」と、疑似餌(ルアー)を使ったルアーフィッシング、毛ばりを使ったテンカラ釣り、フライ(毛ばり)を使うフライフィッシングがあります。
釣り方によっては禁止されている河川・湖がありますし、禁漁期間がそれぞれの河川により違いがありますので注意しましょう。

いわなに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

いわな・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛 
 Kcal(カロリー)  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 114  19,0  3,6  0,1  49  380  39  260   0,3   0,8
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 5  0,09  0,12  5  1  80  0  0,1

栄養成分の詳細
いわなに多く含まれる栄養成分。

 

 

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いわなの効能

カリウムが多く含まれますが、カリウムには、細胞内の酵素反応を調節する働きがあります。エネルギーの代謝を円滑にし、細胞が正常に活動する環境づくりをしています。又、ナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があるとされ、高血圧を予防する効果があります。

リンはカルシウムやマグネシウムと結合して骨や歯の主成分になります。

いわなの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・初夏から夏
  • 理想的な保存方法・・・下処理をして水分をとり、ラップで冷蔵庫へ(冷凍も可)
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で3~4日程度・冷凍は2ヶ月以上

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やまめ

やまめ・2

漢字では「山女魚」と書きます。
サケ目サケ科に属する淡水魚です。川を下り海に降りるものは「サクラマス」と呼ばれます。

やまめは北海道から九州までの河川の上流域に生息ししています。
源流に生息する野生のものは少なく、ほとんどの河川で養殖されたものが放流されています。

似ているものに「アマゴ」がいますが、やまめとの違いは側線の上下から背部にかけて朱点が散在することです。

やまめの生息域

放流されているものはかなり下流のほうまでいますが、本来はいわなとやまめは川の上流に棲み、いわなよりやまめのほうが上流に生息しています。

やまめの釣り方

やまめも肉食です。そのため、餌釣りではぶどう虫、水生昆虫、みみず、いくら、等を使います。毛ばりを使うテンカラ釣りも一部では行われています。
ルアーとフライフィッシングの対象魚でもあります。
ルアーはスプーンやミノー、フライはマッチザハッチ(その場所で捕食 されている昆虫を判断して釣るフライの釣り方)が基本です。

やまめの食べ方とおいしい料理

塩焼き、セゴシ、大きいものは刺身や握りずし、カルパッチョ等がおいしくいただけます。
いくら丼同様、やまめの卵を使ったどんぶりや ヒレ酒、甘露煮、等、工夫次第で多くの料理に合わせることができます。

ちなみに、「セゴシ」とは魚を丸のまま背中から薄く切った刺身、言うなれば輪切りのようなものです。「鮎のセゴシ」が有名です。

やまめに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 やまめ・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal(カロリー)  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 119  18,4  4,3  0,3  50  420  85  280  0,5   0,8
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 15  0,15  0,16  13  3  65  0  0,1

栄養成分の詳細
やまめに多く含まれる栄養成分。

 

 

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やまめの効能

リンはカルシウムやマグネシウムと結合して骨や歯の主成分になります。又、ATP(アデノシン三リン酸)という高エネルギーを発生する物質の構成成分でもあり、生命活動を支える重要な役割を担っています。

カリウムには、細胞内の酵素反応を調節する働きがあります。エネルギーの代謝を円滑にし、細胞が正常に活動する環境づくりをしています。カリウムには、ナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があり高血圧を予防する効果があります。

やまめの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・解禁日以降の4月前後
  • 理想的な保存方法・・・下処理後ラップで冷蔵庫へ(冷凍も貨
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で2~3日程度(生)・冷凍では1ヶ月~

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ほうぼう

ほうぼう

ほうぼう(魴鮄)は、カサゴ目ホウボウ科に属する魚です。
うきぶくろが音を出すことができ、この音から名前が付いたといわれます。ただし音は「グーグー」です。
北海道以南から東シナ海等までの水深50~200mほどの砂泥底に生息しています。最も深いものでは600m以上にまで生息します。

川魚のかじかに少し似た感じの魚ですが、大きく違うのは胸鰭(むなびれ)が翼状になり広げると孔雀の羽のような美しさがあります。

通常売られているものは30cm弱のものが多いのですが、大きなものになると50cmを超えるものもあります。
ほうぼうと良く似ている魚には「 カナガシラ」があります。

ほうぼうの別名

北陸から東北方面では、キミ、キミウオ、キミヨ、ドコなどと呼ばれます。
又、近縁種に「カナガシラ」がいるためほうぼうもこの名前で呼ばれることもあるようです。

ほうぼうの食べ方

「鯛か平目かほうぼうか」といわれるほど白身の美味しい魚です。高級魚の部類です。
刺身はほど良い弾力と甘みがあり、薄作りにすると絶品です。
他には、煮付け、から揚げ、寿司、塩焼き、干物、あらや頭は味噌汁にすると良いダシが出ます。
イタリアンやフレンチでも良く使われます。

ほうぼうの獲り方

主に底引き網で漁獲されます。
おきあみやいそめを餌にすれば、かれいやキス、アマダイ、イトヨリ などと共に釣ることもできます

ほうぼうの産地

主な産地は九州、東北、北陸、山陰地方です。

ほうぼうに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 ほうぼう・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal(カロリー)  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 122  19,6  4,2   微量  110  380  42  200   0,4   0,5 
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 9  0,09  0,15  5  3  55  0  0,3

栄養成分の詳細
ほうぼうに多く含まれる栄養成分。

 

 

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ほうぼうの効能

多く含まれるカリウムには、細胞内の酵素反応を調節する働きがあります。エネルギーの代謝を円滑にし、細胞が正常に活動する環境を作っています。又、ナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があるとされ、高血圧を予防する効果が期待されます。

リンも多く含まれています。リンは体内に多く含まれ、体重の約1%位あります。その量の85%程度がカルシウムやマグネシウムと結合して骨や歯の主成分になります。残りの15%のリンの大部分は、たんぱく質や脂質、糖質などと結合して、細胞膜のリン脂質として、DNAやRNA(遺伝情報物質)などの核酸の構成成分として、あらゆる細胞に存在しています。又、ATP(アデノシン三リン酸)という高エネルギーを発生する物質の構成成分でもあり、生命活動を支える重要な役割を担っています。

ほうぼうの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・冬
  • 理想的な保存方法・・・下処理をしてラップをして冷蔵庫へ
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で2~3日程度

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シークワーサー

シークワーサー

シークヮーサーはシイクワシャーとも呼ばれます。和名では「ひらみレモン」です。
ミカン科の常緑低木、柑橘類です。
沖縄が特産で、「シー」は沖縄方言で「酢」か「酸」、 「クヮーサー」は「食わせるもの」とか「加える」を表します。

形は小さな温州みかんのような形をしていて、皮が緑色の時期に収穫されます。
果実は皮が薄く、丸みをおびています。

 シークヮーサーの食べ方

通常はジュースで飲まれます。 沖縄では泡盛に入れ飲まれています。
又、から揚げやフライの、焼き魚に絞り汁をかけて食べるという利用方法もあります。

シークヮーサーの産地

沖縄県の山原(やんばる)地区、大宜味村等。

シークヮーサーに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 シークヮーサー果汁・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛 
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 25  0,8  0,1  7,9  2  180  17  8  0,1   0,1
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 7  0,08  0,03  7  11  0  0,3  0

栄養成分の詳細
シークヮーサーに多く含まれる栄養成分。

 

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シークヮーサーの効能

カリウムが多く含まれます。カリウムには細胞外液に多いナトリウムと作用しながら、細胞の浸透圧を維持したり、水分を保持したりします。又、細胞内の酵素反応を調節する働きがあります。エネルギーの代謝を円滑にし、細胞が正常に活動する環境づくりをしています。
他にもナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があるとされ、高血圧を予防する効果があるといわれます。

シークヮーサーの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・秋(9~10月)
  • 理想的な保存方法・・・果実は冷暗所や冷蔵庫で
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・約2週間(冷凍では半年~)

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