生レバーが販売禁止になったのでレバ刺風こんにゃくを食べてみた

生レバー食べられなくなってからどの位経つのだろう

「焼き肉酒家えびす」の複数の店舗で、ユッケによる集団食中毒が起きたのは今から1年半ほど前の、2011年4月頃でした。

たしかこの事件が起きる少し前に、バラエティ番組「深いい話」で接客が良く安くて美味しい店、などと取り上げられ世間に注目され、今まで以上に客が押し寄せていたときだったと思います。それが、今度は真逆な事件で世間の注目を浴びるとは、社長にしてみればまさに天国から地獄とはこのことを言うのでしょう。

印象に残っているのは、このときの記者会見で当時の社長が逆切れぎみに開き直っていた場面です。まるで「自分の店だけが悪いんじゃない」、と言わんばかりのようでした。その数日後今度は地面に土下座をして頭をこすりつけ、泣きさけびながら平謝りしていましたが、既にこのときは死亡した人もいたようですから、いくら謝っても時既に遅く亡くなった人は帰ってこないのです。

結局この事件で180人を超える被害者が出ており5人の人が亡くなったようですが、今でも被害者の家族の気持ちを思えば胸が痛む思いです。

 

食中毒の原因

直接の原因は「腸管出血性大腸菌O111」という菌によるものです。

大腸菌自体は無害のものが多いのですが、この菌は「ベロ毒素」という強い毒を産出し、出血を伴う腸炎や溶血性尿毒症症候群(HUS)をおこすのが特徴です。代表的なものには「O157」があります。

だだこれは良質な肉を使っていたり、適切な衛生処理を店舗でも行っていればこのような事態にはならなかったようです。菌は肉を店舗に配送されてきたときから付着しており、なおかつ「トリミング」という表面を削り取る作業を店舗で行っていなかったことが原因でこのような大事件になってしまったのです。

又、売れ残りのユッケを翌日も客に出していたというのですから話になりません。

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ふな

ふな

鮒というと一般的には「ギンブナ」を指します。主に食用としているのがこの「ギンブナ」です。他には、「ゲンゴロウブナ」や「ニゴロブナ」などがあります。

鮒(フナ)というと、食べ物では「鮒寿司」や「甘露煮」などがあげられます。鮒寿司は滋賀県の琵琶湖の名産として知られる、発酵食品の一つです。

川魚の鮒は、今より流通が発達していない時代は海がない地域でが貴重な蛋白源の一つでした。食べ方としては、刺身(洗い)や塩焼き、甘露煮、味噌汁や煮物などで食べられていたようです。

釣りの対象としても有名で「釣りは鮒に始まり鮒に終わる」といわれるほどの人気があります。ただ釣りの対象となるのは「へらぶな」と呼ばれるもので、げんごろうぶなを人口交配することで作った新種らしいのですが真偽のほどは不明です。

又、鮒を改良して作ったのが観賞用の「金魚」です。

 

ふなに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 

ふな・生

エネルギー  タンパク質 脂質 炭水化物 ナトリウム  カリウム カルシウム  リン 亜鉛
Kcal(カロリー) g g g mg mg mg mg mg mg
101 18,2 2,5 0,1 30 340 100 160 1,5 1,9

 

ビタミンA  ビタミンB1 ビタミンB2 葉酸 ビタミンC  コレステロール 食物繊維 食塩相当量 
μg mg mg μg mg mg g g
12 0,55 0,14 14 1 64 0 0,1

 ふな・甘露煮

エネルギー タンパク質 脂質 炭水化物 ナトリウム カリウム カルシウム リン 亜鉛
Kcal g g g mg mg mg mg mg mg
272 15,5 3,6 44,4 1300 240 1200 710 6,5 5,2

 

ビタミンA ビタミンB1 ビタミンB2 葉酸 ビタミンC コレステロール 食物繊維 食塩相当量
μg mg mg μg mg mg g g
61 0,16 0,16 13 0 160 0 3,3

栄養成分の詳細
ふなに多く含まれる栄養成分。

 

 

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ふなの効能

ふなは高たんぱく低脂肪という特徴があります。又、亜鉛や鉄がが豊富に含まれますから、貧血の予防や新陳代謝を促すといった効果があります。ビタミンB1も多めに含まれますので疲労回復効果があります。

他にはレクチンが含まれていますので、免疫機能の強化や癌を抑制するとった効果も期待できます。
ただ、川魚には寄生虫がいることが多いですから、生食は気をつけなければなりません。

 

ぶりの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・夏
  • 理想的な保存方法・・・生きているものはきれいな水をかけ流しにして数日生かしておく
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・甘露煮や鮒寿司などといった加工食品は長期保存が可能

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甲殻類アレルギーとは。エビアレルギーとカニアレルギー

甲殻類アレルギーって知ってますか

だいぶ前ですが、私の友人が蟹チャーハンを食べたときアレルギー症状が出たという話をしていました。あまり詳しくは話していなかったのですが、そのときは皮膚が腫れたようになり、それが次第に広がっていくので、本人もまずいと思ったのかあわてて病院にいったようです。

最近たまたまテレビを見ていると、似たような目に会った人の話をしていたので、昔の友人の話も思い出したのです。

これは、蟹やえびといった甲殻類を食べたり、または触ったりしても起きる甲殻類アレルギーというものらしいのです。蟹やえびなどはほとんどの人にとって高級魚介類のひとつですから、それがアレルギーにより食べれないということは、それもある意味大事件なような気がしてしまいます。

重症でなければ命にかかわるようなことは無いようですが、私もあまり詳しいことは知りません。そこで今回は「甲殻類アレルギー」について少し詳しく調べてみようと思います。

又、いい機会ですから他の食物アレルギーについてもその特徴を見てみようと思います。

 

甲殻類アレルギーの特徴

まず甲殻類についてですが、これはどんな動物かというと、簡単にいうと体全体が甲殻で覆われている動物で、主に水中に生息しています。ちょっと専門的にいうと「節足動物門甲殻網を形成する動物の一群」ということになるそうです。

では、どんなものが甲殻類にあたるかというと、身近なところで見られるのは「蟹」や「えび」、「シャコ」が食用としてなじみがありますが、他には「フジツボ」や「フナムシ」、ちょっとかわったものでは「ミジンコ」などがあげられます。

アレルギーは蟹やえびを食べるとおきるだけではなく、触っただけでもじんましんが出たり、粉塵を吸ったようなときは喘息を起こしてしまうようです。

ほとんどの場合、摂取後30分~1時間以内くらいで症状があらわれ、半数以上の人が「アナフィラシーショック」というものを起こします。こうなると、早急に適切な処理が必要とされるようです。

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いさき

いさき

イサキとは本州・新潟・千葉県以南、黄海、南シナ海、位までの外洋に生息しているスズキ目の魚です。地域によっては「いさぎ」とか「いっさぎ」などとも呼ばれます。

市場に出回るのは20~30cm位ですが、大きいものでは45cm位にはなります。

比較的高級魚の部類で、刺身、焼き物、煮付け、フライ、などどんな料理にしてもおいしくいただくことができます。

産卵期は6~9月ごれで地域により差があります。一般的には卵が大きくなると身の脂は卵に取られ落ちのですが、いさきは産卵期になっても身の脂が落ちないのが特徴です。とはいっても、産卵前の2~4月ごろのイサキはさらに美味とされます。

養殖もされているようですが、それはほんの一部で、ほとんどは定置網や巻網、一本釣りなどで捕獲され市場に出回ります。旬は春先から初夏ですが、ほぼ一年中出回っています。

イサキに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

イサキ・生

エネルギー  タンパク質 脂質 炭水化物 ナトリウム  カリウム カルシウム  リン 亜鉛
Kcal(カロリー) g g g mg mg mg mg mg mg
127 17,2 5,7 0,1 160 300 22 220 0,4 0,6
ビタミンA  ビタミンB1 ビタミンB2 葉酸 ビタミンC  コレステロール 食物繊維 食塩相当量 
μg mg mg μg mg mg g g
41 0,06 0,12 12 微量 71 0 0,4

栄養成分の詳細
いさき多く含まれる栄養成分。

 

 

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いさきの効能

ビタミンAが多く含まれています。そのため、皮膚や粘膜を健康に保つ効果がありますし、体の発育成長にも有効です。冬場から産卵期位までは脂が乗りますが、これは良質の不飽和脂肪酸ですから生活習慣病の予防に効果的です。

カリウムも豊富に含まれていますので、高血圧を下げる作用も期待できます。

いさきの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・旬は冬から初夏(周年出回っている)
  • 理想的な保存方法・・・適切な下処理をした後、ラップをして冷蔵庫へ(冷凍も可)
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で2~3日程度(冷凍なら長期保存も可)

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様々な種類のきのこを購入してきのこ鍋にしました

きのこはいつでも手に入る

秋といえばきのこ、きのこの旬は秋!

というイメージが強いのですが、確かに野生のきのこは秋生えるものが多いと思います。それに、マツタケやシメジといった代表的な天然きのこが旬をむかえるところからなおさら秋というイメージは強くなると思います。

でも、スーパーに行けばいつでもきのこは買えますね。

昔は秋になると、近くの山にきのこ狩りに行ったり、行けないときは友人がとってきたものをもらったりしていました。でも年々きのこ狩りに行く人が増えてきたようで、かなり山の奥深くまで入らなければ手に入らなくなってしまいました。

これはきのこだけに限らないことで、春の山菜も同じことがいえます。

それでも採れるならまだいいのですが、時にはいくら探しても見つからないこともあります。

こうなると腰も重くなってしまって、いつごろからかまったく行かなくなってしまいました。

天然のきのこに自家製味噌を使いきのこ汁にすると、なんともいえない味と食感が楽しめるのですが、かれこれ5年位は口にしていません。

でもなんとなく秋になるときのこ鍋やきのこ汁が食べたくなるので、今年はスーパーのきのこで我慢することにしました。・・・スーパーではいつでも売っていますからね。

 

きのこ鍋を作ってみた

きのこ鍋といっても簡単なものです。

購入してきたきのこは、「しいたけ」「まいたけ」「しめじ」「なめこ」「えのきたけ」で、他には何も入れません。マッシュルームやエリンギもありましたが、なんとなく鍋には合わない感じがしたのでやめました。
調味料は醤油とみりん、酒、だし汁です。これだと鍋というより「きのこ汁」ですね。

買ってきたきのこは食べやすい大きさに切り、鍋に入れ調味料を合わせただし汁で煮るだけです。ネットで見ると「中華風きのこ鍋」とか「韓国風鍋」、今流行の「塩麹鍋」なんかがありましたが、きのこの味をそのまま生かしたいのでシンプルなものにしたのです。・・・といっても、スーパーのきのこですけどね(笑)

ちょったしたこだわりで、なめこはだきるだけ最後に入れるようにしました。それも多めに。
こうすることで、なんとなく野趣を感じることができますし、なめこのぬめりも新鮮な気がします。

けっこう多めに作ったので、飽きたころはご飯と生卵をかき入れ雑炊です。これがおいしかった!!
スーパーのきのこで作ったので特別秋でなくても食べれるのですが、この時期作ることで季節がおいしくもさせてくれました。

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さざえ

 

さざえ

サザエは北海道南部から九州までに生息する巻貝の一種です。

大きいものは直径20cm位になります。小さいものは「姫さざえ」とも呼ばれますがそのような種類はありません。

棘があるものと無いものがありますが、これは生息する場所により違いが出るもので、波の荒い場所のものは棘が長くなります。一方静かな海に生息するものは棘がありません。

食べ方は「つぼ焼き」が一般的ですが、小さいものは塩茹でもおいしくいただけます。又、炊き込みご飯やカレーの具にしてもなかなかいけます。

比較的浅い岩場にも生息しているので、密漁の対象になりがちです。そのため、地域によっては漁協によるパトロールをして犯罪を食い止めています。

 

さざえに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

さざえ・生

エネルギー  タンパク質 脂質 炭水化物 ナトリウム  カリウム カルシウム  リン 亜鉛
Kcal(カロリー) g g g mg mg mg mg mg mg
89 19,4 0,4 0,8 240 250 22 140 0,8 2,2

 

ビタミンA  ビタミンB1 ビタミンB2 葉酸 ビタミンC  コレステロール 食物繊維 食塩相当量 
μg mg mg μg mg mg g g
31 0,04 0,09 16 1 140 0 0,6

さざえ・焼き

エネルギー  タンパク質 脂質 炭水化物 ナトリウム  カリウム カルシウム  リン 亜鉛
Kcal g g g mg mg mg mg mg mg
97 21,3 0,4 0,9 280 220 29 120 0,9 2,5

 

ビタミンA  ビタミンB1 ビタミンB2 葉酸 ビタミンC  コレステロール 食物繊維 食塩相当量 
μg mg mg μg mg mg g g
44 0,04 0,10 22 1 170 0 0,7

栄養成分の詳細
さざえに多く含まれる栄養成分。

 

 

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 さざえの効能

貝類一般には「タウリン」が含まれます。さざえは特に多く含まれます。

タウリンは肝機能を高めることで知られています。肝細胞の再生を促進し、肝臓の働きを助ける胆汁の分泌を促進します。コレステロールが高いことでおきるさまざまな症状を改善します。

高血圧が原因で起きる、脳出血や脳梗塞、脳卒中、心筋梗塞、心不全等といった生活習慣病の予防にも効果が期待できます。

眼の老化にも有効です。タウリンが不足すると網膜機能障害を引き起こす可能性があります。又、眼に良いとされるアミノ酸や各種ビタミンも含まれています。

 

さざえの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・冬~春(産卵期は春~夏)
  • 理想的な保存方法・・・生のものはふたを下にしてボール等の底にキッチンペーパーを敷き冷蔵庫の野菜室へ(ゆでたものは冷凍も可)
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・3~4日

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今が旬のおいしい秋野菜。お勧め食材トップ10

季節は秋・おいしい野菜は?!

食欲の秋とは昔から言われつくされているのですが、たしかに魚は脂がのるものも増えますし、きのこや果物もおいしいものがたくさんあります。

そこで今回は、秋が旬となる野菜を10種類ほど取り上げて、それに含まれている栄養成分やおいしい食べ方などを紹介してみたいと思います。

 

ごぼう

食物繊維の「リグニン」「イヌリン」がほぼ半分ずつの割合で含まれています。リグニンは腸の運動を活発にし、便秘や肥満を予防、大腸がんの原因物質を対外に排出します。ごぼうの炭水化物やイヌリンは血糖値を下げる働きがあります。

食べ方としては、きんぴらごぼうが良く知られているところだと思います。他にはサラダや煮物も一般的です。ちょっと変わったものには「ゴボウチップス」がありますが、これはささがきにしたものをカリッと素揚げにし塩コショウをしたものです。ビールのおつまみに最適です。

 

春菊

春菊に含まれる栄養成分の特徴は、βカロテン、カリウム、鉄分、ビタミン類などが豊富な点です。βカロテンには免疫力を高める効果やがんの予防効果などがあります。ビタミンはB1・B2・Cなどが含まれていますが、これらは疲労回復効果や免疫力を高める効果、活性酸素を分解する効果などがあげられます。鉄分は貧血の予防などに有効です。

食べ方としては、すきやきや水炊きなどの鍋物が一般的だと思います。他には、胡麻和えやくるみ和え、白和えなどの和え物、おひたし、サラダ、スープ等があげられます。

 

にんじん

にんじんの特徴はなんといってもβカロテンが豊富な点です。これはにんじんの赤い色素で、強力な抗酸化作用があります。又、体内で一部がビタミンAに変化し、その残りがカロテンのまま血液中に入り、がんを予防したり進行を遅らせたりしています。ただ、「アスコルビナーゼ」という成分が含まれていて、これはビタミンCを破壊する性質があります。この酵素は熱と酢に弱いので、酢を使った料理にすると破壊作用が消滅します。ゆでても消滅します。

にんじんのβカロテンは皮のすぐ下に多く含まれますから、できれば皮のまま食べるのがいいのです。又、油とともにとることでカロテンの吸収率が上がりますからてんぷらなどがおすすめです。

 

れんこん

れんこんに多く含まれるのは、ビタミンC、ビタミンB12、カリウム、鉄分、亜鉛、銅、食物繊維などです。もっとも多いのは糖質(でんぷん)で、これは体内でエネルギーになります。ビタミンB12は野菜では珍しいのですが、これは鉄分の吸収を促進する働きがあります。又、ビタミンB6も含まれますから貧血の予防に有効です。

れんこん料理としては、筑前煮が有名ですね。他には、チーズのはさみ揚げやきんぴら、ちらし寿司のネタ、サラダ、和え物などがあります。

 

里芋

里芋の特徴は独特のぬめりです。これは「ガラクタン」や「ムチン」という成分によるもので、ガラクタンンには血降下作用やコレステロールを下げる作用があります。ムチンには肝臓を強化したり、胃や腸を守る働きがあります。調理のポイントもこのぬめりを落とさないようにすることです。

食べ方としては、けんちん汁やおでん、煮物、みそ田楽などがあげられますが、そのまま蒸して塩をつけてもおいしくいただけます。

 

さつまいも

さといもにはセルロースやヤラピンといった食物繊維、カリウム等が含まれます。この食物繊維は便通を促進し、大腸の異物を排泄させる働きがあります。カリウムは余分な塩分を排出します。又、抗酸化ビタミンCとE、βカロテンが豊富に含まれていますから、がんや生活習慣病の予防に効果を発揮します。

食べ方のこつとしては、ぬでるときゆっくり加熱するようにします。そうすることで甘みが増してきます。又、皮ごと食べるのがおすすめです。

 

山芋

やまいもには、アミラーゼなどのでんぷん分解酵素が豊富に含まれています。ねばりはムチンです。ムチンは胃の粘膜を保護し消化、吸収を促進させます。アミラーゼは消化を促し、疲労や虚弱体質などに効果を発揮します。

食べ方はするおろしたり千切りがおすすめです。加熱すると酵素の働きは失われます。だし汁でのばす場合は60度C以上にしないことが重要です。

 

チンゲン菜

チンゲン菜にはビタミンCやAが豊富に含まれます。かぜの予防や含まれているミネラル類(カリウムやカルシウム、等)は、高血圧の予防や骨粗しょう症などに有効です。βカロテンも含まれていますが、これは抗発ガン作用や免疫賦活作用のほかに体内でビタミンAに変換されますから、髪や粘膜の健康維持などに有効です。

中華料理の添え物や材料として利用されますが、サラダや塩炒め、和え物、スープなどのおいしくいただけます。

 

ブロッコリー

ブロッコリーには強い抗酸化作用があります。これはβカロテン、ルテイン、スルフォランによるものです。ルテインはカロテノイドの一種で、緑黄色野菜に多く含まれます。ビタミンCも多く含まれていて、その量はレモンをも上回ります。

ビタミンCは水に溶けやすいので加熱するときは短時間にすることがコツです。又、塩を少し加えるとビタミンCの損失を最低限に防ぐことができます。太い茎にも同様の栄養が含まれていますから残さず食べるようにしましょう。

 

カリフラワー

これにもビタミンCがたっぷり含まれています。ビタミンcはコラーゲンの生成を助け、メラニン色素の生成を抑えるので美肌効果があります。また血液中のコレステロール値を下げ、脂質の増加を抑制します。アブラナ科の野菜は高い抗がん効果が効果があります。

ビタミンCは茎の部分に多く含まれています。熱で調理しても損失が少ないですから、炒め物などで全体を食べるのがおすすめです。

 

秋に収穫できる野菜は、他にも「ハス」「ユリ根」「セロリ」「エシァレット」「しょうが」「自然薯」「野沢菜」「落花生」「キク芋」「ごま」等、まだまだ多くのものがあります。

これらについては「野菜の種類と栄養成分」でも紹介していますので是非ご覧ください。

 

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くじら・イルカ

鯨ベーコン

鯨は海に住んでいますが、魚類ではなく哺乳類です。
顎に歯がある「ハクジラ」と歯の代わりとなる髭がある「ヒゲクジラ」に分類されます。このハクジラの中でも小型のものが「イルカ」と呼ぶことが多くなります。

捕鯨問題もあり現在では調査捕鯨により捕獲した鯨しか食用として出回っていませんが、昔は捨てるところがないというほど全部の部位を利用されていたようです。鯨の肉は古くから貴重なタンパク源として扱われてきました。高タンパクで低コレステロール、鉄分やビタミンAも豊富に含まれています。

食べ方としては、刺身やから揚げ、竜田揚げ、しょうが焼き、煮物、くじらベーコン、くじら汁などがあげられます。

いるか

いるかを食べる地域は、静岡県、和歌山県、沖縄県、東北地方の一部などで、燻製や刺身、焼き物などで食されています。変わったものでは静岡県由比蒲原地方の「いるかのすまし」と呼ばれる皮と脂部分の切り身の塩茹でです。

 

くじらに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

くじら赤肉・生

エネルギー  タンパク質 脂質 炭水化物 ナトリウム  カリウム カルシウム  リン 亜鉛
Kcal(カロリー) g g g mg mg mg mg mg mg
106 24,1 0,4 0,2 62 260 3 210  2,5   1,1

 

ビタミンA  ビタミンB1 ビタミンB2 葉酸 ビタミンC  コレステロール 食物繊維 食塩相当量 
μg mg mg μg mg mg g g
7 0,06 0,23 4 1 38 0 0,2

くじら本皮・生

エネルギー タンパク質 脂質 炭水化物 ナトリウム カリウム カルシウム リン 亜鉛
Kcal g g g mg mg mg mg mg mg
689 9,7 68,8 0,2 59 44 6 33  0,2  0,2

 

ビタミンA ビタミンB1 ビタミンB2 葉酸 ビタミンC コレステロール 食物繊維 食塩相当量
μg mg mg μg mg mg g g
130 0,11 0,05 1 5 120 0 0,1

栄養成分の詳細
くじらに多く含まれる栄養成分。

 

 

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くじらの効能

高たんぱく、低コレステロール、低脂肪ということでダイエットにも有効な優れた動物性タンパク質です。

脂身には、EPAやDHAといった不飽和脂肪酸が含まれていますので、高血圧や動脈硬化、脳血管障害、癌などといった生活習慣病や、老人性認知症、アルツハイマー型認知症等の予防に有効です。

又、ビタミンAは目に必要なロドブシンという物質を作るのに重要な働きをしています。鉄は貧血の予防に有効です。

 

くじらの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・くじらは種類により異なる。(いるかは冬)
  • 理想的な保存方法・・・冷凍ものは必要分量を上手に解凍し、余ったら部分は再び冷凍する。
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・保存温度に差はあるが、およそ1ヶ月。

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【食べ合わせ】うなぎと梅干しを一緒に食べたらどうなるか

食品の食べ合わせ

昔からよく言われますね。あれとあれは食べあわせが悪いだとか良いだとか・・・

これは、いっしょに食べると腹をこわすなどといわれる食材の組み合わせのことですが、はたしてそんなことが本当に起きるのでしょうか?

よく言われるのはここでも取り上げた、「うなぎと梅干」あるいは「てんぷらとスイカ」、「カキ氷とてんぷら」などです。さらにネットで調べると、「そばとたにし」「蟹と柿」「まつたけとあさり」「どじょうと山芋」等たくさんでてきます。

この食べ合わせというのは、元はというと中国の研究と思想を食材にあてはめたのが始まりみたいですが、特に根拠がないものや高級食材を食べ過ぎないようにするため、痛みやすいものを食べて腹を壊さないため、などのいましめからもきているようです。

ただ中には本当に一緒に食べると胃腸に負担がきたり、消化を悪くするようなものも含まれているようです。しかし、食中毒や下痢を起こすというほどのことはないみたいです。

 

実際に食べて見た

うなぎと梅干を実際に食べてみたことがあります。

梅干ではなく梅漬けでしたが特に何も起きませんでした。又、付け合せとしてはあまりおいしいということはありませんから、あえて食べる必要はないですね。

ただ、栄養成分からみると特に悪い組み合わせではないと思うんですよね。

梅干には各種ビタミンやミネラル、食物繊維が多く含まれます。効果としては、胃腸の働きの増進や疲労回復、殺菌効果、抗酸化作用などがあります。一方うなぎのほうは、脳卒中の予防や高血圧の予防、皮膚やなどの健康維持、疲労回復、など様々な効果があります。

こうしてみると、どちらも個性が強い食べ物ですが、人間の健康のためにはけして悪い組み合わせとはいえないと思います。

おそらく、梅干の食欲増進効果を恐れ、うなぎを食べ過ぎないようにするというところから来ているのではないかと言う気がします。

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ヒロメ

和歌山の新特産品「ひろめ」

ひろめという海草をご存知ですか?

私はつい最近まで知りませんでした。先月和歌山のほうに用事で出かけたとき初めて見かけました。

ひろめは和歌山県の紀南地方 (田辺市・串本町・等)で養殖されている海草の一種で、どうやら和歌山の「新特産品」らしいのです。・・・といっても、よくよく調べてみると千葉県の一部地域でも食用とされているようですけど。

わかめの近縁海草らしく、「ヒトハメワカメ」とも呼ばれています。たしかに見た目はわかめみたいな感じですが、こちらのほうが磯の香りなのか独特の風味があるような感じがします。

既に、県外へも出荷されており、大阪府内のイオン系列店「ジャスコ」では2年ほど前から取り扱いが開始され、その後も継続的に販売されているようです。ただ、収穫されるのが年明けから春先みたいですから、他の時期は冷凍ものになるのだと思います。

 

ひろめの食べ方

私は友人の家でサラダで食べさせてもらったのですが、きれいな緑色をしていて歯ごたえも良く、和風のドレッシングとの相性もかなり良かったです。たぶん、マヨネーズでもいけるでしょうし、そのまま山葵醤油につけていただいてもおいしいと思います。

他の食べ方としては、味噌汁の具材なんかも一般的ですし、鍋物や酢の物、和え物、なんかもおいしくいただけるようです。

ネットで調べてみると、しやぶしゃぶや五目寿司のねた、吸い物、おから和え、からし味噌和え、ポン酢和え、等が紹介されています。どれをとってみてもヘルシーで他の食品との相性もよさそうなので、是非試してみてください。

 

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