金目鯛

キンメダイ

金目鯛はキンメダイ目キンメダイ科に属する深海魚です。
通常深海魚といえば、水深200m以上に生息する魚です。キンメダイは200m~350m位に生息しています。
ちなみに水深100~200m位は中深場といい、深海魚程ではありませんが深場独特の魚類が生息しています。

金目と呼ばれるように、暗いところでは目が金色に近い色で光ます。
又、鯛という名前が付いているのですが鯛とは別の種類ですが、体は真鯛のように赤いのが特徴です。

金目鯛の食べ方

金目の食べ方といえばなんといっても「煮付け」です。
ちょっとした料亭や割烹では、数千円もすることがあります。

刺身や塩焼き、干物でもおいしい魚です。
特に刺身は通年脂がのっている魚ですから絶品です。
産地の静岡県下田地方では特に脂がのった地金目を「トロキンメ」とも呼ばれ、「ヅケ」でも好んで食されています 。

金目鯛の産地

主な産地としては、静岡県の伊豆沖や千葉県の銚子沖です。
静岡県の下田は漁獲量で日本一になっています。
特に大島や新島海域で獲れる金目鯛は地金目として高級ブランドで知られています。

金目鯛の釣り方

水深200~400m位を重たいオモリと20本位のねむり針に魚の切り身やいかの短冊を餌にして釣ります。
治具と呼ばれる専用の仕掛け撒きに、この20本針の仕掛けを巻いて席順に順番に落としていきます。
使用する竿とリールも深場専用のもので、糸は1000m位巻けるようになっています。「ミヤマエ 」というメーカーのものが一般的です。

金目鯛に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

金目鯛・生

エネルギー  タンパク質 脂質 炭水化物 ナトリウム  カリウム カルシウム  リン 亜鉛
Kcal(カロリー) g g g mg mg mg mg mg mg
160 17,8 9,0 0,1 59 330 31 490 0,3 0,3

 

ビタミンA  ビタミンB1 ビタミンB2 葉酸 ビタミンC  コレステロール 食物繊維 食塩相当量 
μg mg mg μg mg mg g g
63 0,03 0,05 9 1 60 0 0,1

栄養成分の詳細
金目鯛に多く含まれる栄養成分。

 

 

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 金目鯛の効能

カリウムは細胞外液に多いナトリウムと作用しながら、細胞の浸透圧を維持したり、水分を保持する役目をしています。
又、細胞内の酵素反応を調節する働きがあります。エネルギーの代謝を円滑にし、細胞が正常に活動する環境づくりをしています。

他にも、ナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があるとされ、高血圧を予防する効果があると考えられています。

リンも多く含まれます。
リンはカルシウムの次に体内に多く含まれ、体重の約1%位あります。その量の85%程度がカルシウムやマグネシウムと結合して骨や歯の主成分になります。

ビタミンAも多く含まれています。
ビタミンAは「目のビタミン」ともいわれ、その働きとしては、目に必要不可欠なロドブシンという物質を作るのに重要な働きをしています。ロドブシンは、暗がりでもわずかな光に反応してこわれ、脳に刺激を与えた後、元の形に再生される物質です。
金目鯛の目が大きいのはこれが影響しているのかも知れません。

金目鯛の旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・冬(産卵期は7月から10月頃です)
  • 理想的な保存方法・・・生のものは下処理をしてラップなど冷蔵庫へ。
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・生は1~3日・味噌漬けや粕漬け等では1週間位は持つはずです。

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ゆず

ゆず

ゆずはミカン科ミカン属の常緑小高木です。
柑橘類の一種で「ほんゆず」とも呼ばれます。

ゆずの果実は表面は凹凸が激しく、種も多く含まれます。
実は酸味が強く香りもありますが、ほとんど皮を香り付けに使うことが多いと思います。

果実が小型で早熟成の「ハナユ」というのがありますが、これはほんゆずとは別種になります。
ただし両方をゆずと呼ばれるのが一般的です。

ゆずは夏は未熟な青い実になります。これも香り付けに利用されますが、熟したものは秋かた初冬になります。

ゆずの食べ方

ゆずは果汁が香味や酸味を加えるための料理に使われます。
果肉のみならず皮も同じような使われ方をしますし、七味唐辛子の材料にもなっています。

又、「柚子胡椒」という調味料にもなっています。これは四国・九州地方の特産品です。
他にも、スイーツやチューハイ、ゆずを使用したワインも出ているそうです。

暮らしの中で利用法

良く知られているのは「柚子湯」です。
果実や皮を網や布袋に入れ、湯船に浮かべます。香りを楽しめますし、体が温まると言われています。

香水にも使われているそうです。

ゆずの産地

原産地は中国の揚子江上流部の山地です。
日本では四国地方の高知県や愛媛県、徳島県などが挙げられます。

ゆずに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 ゆず・果皮

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛 
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 59  1,2  0,5   14,2  5  140  41  9   0,3   0,1

 

ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 20  0,07  0,10  21  150  0  6,9  0

 栄養成分の詳細
ゆずに多く含まれる栄養成分。

 

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ゆずの効能

多く含まれているカリウムには、ナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があるとされ、高血圧を予防する効果が期待できます。

ビタミンcがかなり多く含まれます。
ビタミンcには、 体内で行われている多くの化学反応に関与しています。抗ストレス作用を持つ副腎皮質ホルモンの合成を促進したり、腸管での鉄の吸収率を高めるといった働きがあります。

免疫力を高める白血球の働きの強化や、抗ストレスビタミン、メラニン色素の生成の抑制、赤血球の合成など多様な役割もしています。
又、強い抗酸化力により過酸化脂質の生成を抑制し、動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などの予防効果もあります。発ガン物質であるニトロソアミンの形成を抑える働きもありますから、抗がん作用も期待できます。

ゆずの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・未熟な青ゆずは夏、成熟したものは晩秋から冬
  • 理想的な保存方法・・・タップで包み冷蔵庫へ、香りがあるうちに食べることです。(冷凍も可)
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で1週間程度・冷凍では半年~

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きんき(きちじ)

きんき

通常きんきと呼ばれて親しまれている魚は、正式には「きちじ」といいます。
おにかさごに似ている魚ですが、カサゴ目フリカサゴ科に属します。

地方によっては、「きんめ」とか「きんきん」とも呼ばれている魚ですが、とても脂がのったおいしい魚です。
生息してるのは水深1000mにもなる深海でですが、100m位でも獲ることでできます。
この脂は深海性独特の甘みがあるもので、青魚にある脂のようなしつこさはありません。

きんきは漁獲高の減少から高級魚の部類で、 都会では1匹1000円以上にもなることがあります。

きんきのおいしい食べ方

なんといっても煮付けでしょう。刺身もいけます。
好みもありますが、濃い目の甘辛汁でいっきに強火で煮れば身の脂と汁の甘さが 調和しておいしくいただけます。

軽く塩をして一夜干しもおいしいです。
きんきを選ぶときのポイントは、色が赤く目の色が黒く澄んでいるものが上物です。

きんきの産地

主に東北から北海道で獲れます。房総沖でも獲られています。
最も多く獲られているのは北海道沖で、それに次いで三陸沖になります。

きんきの漁と釣り方

底刺し網、トロール網、延縄で漁獲されます。
トロール網とは底引き網の一種です。

釣り方は遊漁船での沖釣りです。
水深400m前後を狙う深場釣りですから、道糸を500以上巻けるリールと300~400号のオモリを背負える竿が必要です。
仕掛けは吹流し仕掛けに3~5本針か胴付き5本針です。餌は秋刀魚の切り身等の身餌になります。

きんきに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 きんき・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal(カロリー)  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 262  13,6  21,7  微量  75  250  32  130  0,3  0,4

 

ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 65  0,03  0,07  2  2  74  0  0,2

栄養成分の詳細
きんきに多く含まれる栄養成分。

 

 

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きんきの効能

きんきの脂肪にはDHAやEPAが多く含まれています。
皮の赤い色素はアスタキサンチンで、これにはがんの抑制作用があります。

カリウムには、ナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用がありますから高血圧を予防する効果が期待できます。

きんきの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・秋から冬
  • 理想的な保存方法・・・下処理して水分を拭き取り、ラップをして冷蔵庫へ。
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で1~3日

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芽キャベツ

芽キャベツ

芽キャベツとは、きやべつの子供のような形をした小さな野菜です。
キャベツの変種のひとつで、アブラナ科の1年草です。
日本が原産地ではなくベルギーのブリュッセルだそうです。

一つの茎に玉のようなかたまりがいくつもできますが、このかたまりは夏の暑いような時期ではうまく固まらないそうです。
気温が低い時期に作れば玉になるそうです。

選び方のポイントは、しっしかりした塊で色が濃いものが良いとされています。
できるだけ重みがあるものを選ぶのもポイントです。

芽キャベツの食べ方

くせがある野菜ですが、下ゆでしてあくを抜けばどんな食べ方もできます。

おすすめとしては、シチューやスープ、クリーム煮に入れたり、 ゆでておしたしや和え物です。素材の甘みが味わえると思います。
サラダやバター焼き、揚げ物等でもおいしくいただけると思います。

 

芽キャベツの産地

静岡県の遠州灘付近が産地です。
全国シェア(占有率)の9割を占めるのはJA遠州夢咲だそうです。

 

芽キャベツに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 芽キャベツ・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 50  5,7  0,1  9,9  5  610  37  73  1,0   0,6

 

ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 59  0,19  0,23  240   160  0  5,5  0

芽キャベツ・ゆで

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 49  5,3  0,1  9,8  5  480  36  75  1,0   0,5

 

ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 57  0,13  0,16  220  110  0  5,2  0

栄養成分の詳細
芽キャベツに多く含まれる栄養成分。

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芽キャベツの効能

カリウムが多く含まれますが、カリウムは細胞外液に多いナトリウムと作用しながら、細胞の浸透圧を維持したり、水分を保持したりします。
カリウムには、細胞内の酵素反応を調節する働きがあります。エネルギーの代謝を円滑にし、細胞が正常に活動する環境づくりをしています。

また、ナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があるとされ、高血圧を予防する効果があると考えられています。

ビタミンCは強い抗酸化力により過酸化脂質の生成を抑制し、動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などの予防効果もあります。発ガン物質であるニトロソアミンの形成を抑える働きもありますから、抗がん作用も期待できます。

 

芽キャベツ旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・冬
  • 理想的な保存方法・・・ラップで野菜室。
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で1週間程度。

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かます

かます

かますはスズキ系スズキ目サバ亜目カマス科に属する海水魚です。英名では「バラクーダ」とも呼ばれます。
比較的どこにでもいる魚ですが、熱帯・亜熱帯域のほうが広く分布しています。

かますの種類は20種類を超えるといわれますが、通常食べられれているものは「あかかます」か「あおかます」「やまとかます」のいずれかです。
ただこれは地方によって呼び名が変わりますから、この名前では親しまれていないかもしれません。
普通スーパーや干物で見かけるものは体長20cm~30cm程度ですが、オニカマスの大きなものでは2m位になるものもあります。

鋭い歯が発達しているように、かなり獰猛でいわしやきびなご、といった小魚を捕食して食べる魚食性の魚です。
大きなものは人間にも攻撃してくるそうです。

かますの食べ方

かますは通常塩焼きや干物にして食されます。
ところが秋ごろから脂がのってきますから、このころのかますは刺身で絶品です。 ただ、種類によっては水っぽいものもあります。
関東地方では脂がのったものは「油かます」、水っぽいものは「水かます」と呼ばれています。
水かますは「やまとかます」で脂がのったものは「あかかます」です。

どちらも白身でくせありませんから、フライやムニエル、 ホイル焼き、餡かけ、等、どんなアレンジもできる魚です。

かますの産地

かますは太平洋、日本海どこでも獲れます。
そのため、各産地により獲れる時期がかわります。

関東方面では神奈川や千葉、等、日本海では富山や新潟でも揚がります。

かますに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 かます・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal(カロリー)  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 148  18,9  7,2  0,1  120  320  41  140   0,3   0,5

 

ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 12  0,03  0,14  8  微量  87  0  0,3

栄養成分の詳細

かますに多く含まれる栄養成分。

 

 

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かますの効能

カリウム、リン、カルシウムといったミネラルが比較的多く含まれています。
カリウムは ナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があるとされ、高血圧を予防する効果があると考えられています。

カルシウムは骨を丈夫にしたり、増やす働きがありますから、骨粗しょう症の予防に有効です。
ビタミンAも比較的含まれています。これは目に必要な ロドブシンという物質を作るのに重要な働きをしています。ロドブシンは、暗がりでもわずかな光に反応してこわれ、脳に刺激を与えた後、元の形に再生される物質です。

 

かますの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・秋から冬
  • 理想的な保存方法・・・下処理をしてラップで冷蔵庫へ(冷凍も可)
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・生では2~3日・干せば1週間~

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むかご

むかご

むかご(零余子)は、山芋や長いものツルにできる「種」のような塊です。
そのため、山芋や長いもの「実」のように思っている人も少なくないでしょう。

しかしむかごは、 植物の栄養繁殖器官なのです。
この栄養繁殖器官とは下記のようなものです。

栄養繁殖(えいようはんしょく、英語:vegetative propagation)とは、植物の生殖の様式の1つ。栄養生殖(vegetative reproduction)とも呼ぶ。胚・種子を経由せずに根・茎・葉などの栄養器官から、次の世代の植物が繁殖する無性生殖である。

引用元:Wikipedia・栄養繁殖

 むかごの食べ方

むかごは蒸したりゆでたりして食されます。
ほくほくした食感があり、 醤油や塩にも良く合います。

むかごの料理としては、ご飯と一緒に炊く「むかごご飯」が一般的です。
炊き込みご飯のような方法でもいいですし、蒸したものを混ぜ込むのも一つの方法です。
バター風味やガーリック風味の炒りむかごにすれば、良い酒のつまみになります。

むかごご飯の作り方

むかご料理の代表格「むかごご飯」の簡単な作り方を紹介致します。

むかごを水に浸しておき、表面のよごれを綺麗に洗い流します。皮はついたままでもかまいません。
むかごと米を一緒に入れて炊きます。 塩を適量入れて味をつけます。
お好みで、栗とあわせたりぎんなんとあわせるのも面白いかと思います。

 

むかごに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 むかご・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 93  2,9  0,2 20,6  3  570  5  64 0,6  0,4

 

ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 2  0,11  0,02  20  9  0  4,2  0

栄養成分の詳細
むかごに多く含まれる栄養成分。

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むかごの効能

カリウムが多く含まれていますから、老廃物を排出させる効果があり血圧を下げる作用があり、高血圧を予防することに有効です。
又、 アミラーゼといった消化酵素が比較的多く含まれているので胃腸の調子を整える効果が期待できます。

 

むかごの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・秋~晩秋
  • 理想的な保存方法・・・ポリ袋等に入れ冷蔵庫へ。
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で3~5日

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白菜

白菜

白菜はブロッコリーやチンゲン菜等と同様に、アブラナ科の野菜です。
大きく分けると、「結球」「半結球」「不結球」とタイプが3種類あり、通常見かけるのは白菜は「結球タイプ」です。

白菜は冬野菜の代表格ともいえるもので、冬になると霜の影響で甘みが増すため様々な料理法で食されています。
食べ方としては、水炊きや魚介や肉の鍋、キムチ鍋、中華煮や洋風煮、餃子の具、スープ、炒め物、等、とにかくくせがありませんからいろいろな食材とあわせて様々な料理に使われます。漬物でも好まれており、恐らく最も食べられる漬物はキムチまで含まると白菜ではないかと言われる程です。

 「結球」「半結球」「不結球」とは

結球とははくさいやきゃべつに見られるように、葉が重なり合って球になっているものをいいます。
半結球とは、完全には結球しないで少しだけ結球する野菜のことです。はくさいでは「山東白菜」がこれに当たります。
不結球は「非結球」とも呼ばれます。これは結球しない野菜です。例えば、ほうれんそうや小松菜、等々数えあげられない程の種類があります。

 

白菜の産地

白菜は一年中作られています。
秋から春にかけては茨城県や愛知県 の都市部で、冬は長野県の高冷地で作られます
特に、茨城と長野は2大産地で国内の生産高の半分位になります。

 

白菜に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 白菜・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 14  0,8  0,1  3,2  6  220  43  33  0,3   0,2

 

ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 8  0,03  0,03  61  19  0  1,3 0

 白菜・塩漬け

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 16  1,4  0,1  3,4  900  230  47  39  0,4   0,3

 

ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 1  0,04  0,03  83  27  0  1,8  2,3

キムチ

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 46  2,8  0,3  7,9  870  340  48  55  0,6   0,3

 

ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 18  0,05  0,14  45  24  0  2,7  2,2

栄養成分の詳細
白菜に多く含まれる栄養成分。

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白菜の効能

ほとんどが水分ですが、アビラナ科の野菜ですからガン予防効果も期待できるかも知れません。
最も多く含まれるのはカリウムですが、これには体内の老廃物を排出してくれますので、高血圧を予防し生活習慣病に有効です。

又、ビタミンCが比較的多く含まれていますので、風邪の予防に有効です。
そして、強い抗酸化力により過酸化脂質の生成を抑制し、動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などの予防効果もあります。

 

白菜の旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・冬
  • 理想的な保存方法・・・冬は新聞紙にくるみ冷暗所・他の季節は冷蔵庫の野菜室へ。
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冬は2週間位は保存できます。他の時期では3~5日。

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猪肉

猪肉

猪はウシ目イノシシ科に分類される動物です。小さいときは縞模様から「うりん坊」とも呼ばれます。
この猪を家畜化したのがです。

嗅覚が発達しており、犬にも匹敵するほどだそうです。
「猪突猛進」という言葉もありますが、非常に警戒心が強く、神経質な性質から来ているともいわれます。

この突進力は時速45km位までは出るそうで、おとなであってもまともに受ければ飛ばされてしまう程です。
猪が生息しているのは以外に近場で、山村では畑や田んぼまで来て作物を荒します。

猪の肉は「牡丹肉」「山クジラ」とも呼ばれます。
これは、肉を切り分けて皿に広げたとき「牡丹」の花のようであることから名づけられたと言われます。

山くじらと呼ばれるのは、食感がくじら肉に似ているところからきているそうです。

猪肉の食べ方

猪肉の食べ方としては、「牡丹鍋」、「牡丹汁」、「焼肉」、「から揚げ」、「煮物」、「シチューやカレー」等が挙げられます。
この中では「牡丹鍋」が最も有名です。

牡丹鍋の作り方

具は白菜、春菊、白葱、きのこ類、後はお好みでこんにゃくや豆腐等を入れます。
猪肉は薄切りにしたものを適量。後は味噌です。

味付けは味噌だけでもおいしいですが、だし汁を使いこれに味噌を溶かすようにすればなおおいしくいただけます。
最後の〆はうどんやごはんでどうぞ。

 

猪肉に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

猪肉(脂身付き)・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 268  18,8  19,8   0,5  45  270  4  170  2,5   3,2
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 94  0,24  0,29  1  1  86  0  0,1

栄養成分の詳細
猪肉に多く含まれる栄養成分。

 

 

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猪肉の効能

カリウムやリン、亜鉛といったミネラルが豊富に含まれていますので、体の調子を整えたり老廃物を外に出すと言う働きがあります。

又、飽和脂肪酸が少なくDHAやEPAといった多可不飽和脂肪酸が多く含まれていますので、血液をさらさらにしたり、血栓ができにくくするといった効果も期待できます。

 

猪肉の旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・晩秋(狩猟が解禁となる月)
  • 理想的な保存方法・・・長期保存は冷凍が良い。
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷凍では半年位。

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ルッコラ

るっこら

ルッコラは地中海沿岸原産の一年草でハーブの一種です。
ルッコラもアブラナ科に属する植物です。

和名は「キバナスズシロ」といい、黄色い大根の花という意味ですが、そのわりには花の色は黄色くありません。「ロケット(ロケットサラダ)」とも呼ばれます。

イタリア料理が一般的になるにつれ日本でもルッコラが知られるようになりました。
味は少しくせがあるのですが、ビタミン・ミネラルを多く含んでおり、主にサラダで食されます。

味のくせは、辛味や苦味ですが成長するにつれさらにこのくせは強くなります。
ただ、炒め物や煮物など加熱するとこの苦味は消えますから、どんな付け合わせにもできます。

ルッコラの産地

日本では、静岡や埼玉、茨城、千葉、愛知、等、比較的温暖な地域で作られています。

ルッコラに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 ルッコラ・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 19  1,9  0,4  3,1  14  480  170  40 1,6  0,8

 

ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 300  0,06  0,17  170  66  0  2,6  0

栄養成分の詳細
ルッコラに多く含まれる栄養成分。

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ルッコラの効能

とにかく上記の成分表を見て頂ければ分かるように、豊富な栄養成分が含まれています。
これに匹敵するのは、恐らくモロヘイヤとかパセリではないでしょうか。

又、アブラナ科の野菜であることから抗酸化作用も期待できます。

ルッコラの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・春から初夏
  • 理想的な保存方法・・・湿った新聞紙にくるみポリ袋に根を下で冷蔵庫の野菜室へ立てる
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で1~2日

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くわい

くわい

くわいは別名、田草、燕尾草、クワエとも呼ばれます。
くわいは中国から来たとされる、「オモダカ科」の水生多年草です。
くわいは「青くわい」「白くわい」「黒くわい」等数種類あります。

見た感じサトイモかチューリップの球根のような形をしているのですが、本来は雑草として扱われてきた植物です。
食用とするのは塊茎の部分で、「芽が出る」形を縁起ものとして主に正月のおせち料理に使われます。黒くわいは主に中国料理で使われます。

くわいの産地は、広島・、京都、埼玉、石川で、特に広島県の福山市は国内の8割の生産量があります。
くわいに多く含まれる栄養成分は炭水化物、カテキン、葉酸、カリウム、リン、葉酸、食物繊維です。

くわいを選ぶときのポイントですが、芽がしっかりしていて、表面に傷が無くハリがあるようなものを選びましょう。

 くわいの食べ方

正月料理では「くわいの煮物(含め煮・うま煮)」が使われます。

他の食べ方としては、そのまま焼くというのも有りです。歯ごたえがとても良く、好みの調味料でいただけば酒のつまみになります。
素揚げでもおいしくいただけます。ただ、これもつまみかも知れませんね。

後は、から揚げや炒め物、くわいチップスなんてのも変わってて面白いかもしれません。

くわいチップスの作り方

まずはくわいを薄切りにし水にさらします。
水にさらすことで、揚げるときくっつきにくくなります。

揚げ方は始めは160度位の温度で揚げて、最後は180度位に上げ揚げ色をつけます
後はキッチンペーパーで油を切り、塩を振って出来上がりです。

ポテトチップスと同じ作り方ですね。

 

くわいに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 くわい・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 126  6,3  0,1  26,6  3  600  5  150   0,8   2,2

 

ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 0  0,12  0,07  140   2  0  2,4  0

くわい・ゆで

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 128  6,2  0,1  27,2  3  550  5  140  0,8   2,1

 

ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 0  0,10  0,06  120  0  0  2,8  0

栄養成分の詳細
くわいに多く含まれる栄養成分。

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くわいの効能

カリウムが豊富に含まれていますから、ナトリウムの排出を促すという働きをします。
それにより、高血圧の予防に有効です。又、細胞内の酵素反応を調節する働きがありますので、エネルギー代謝をスムーズに行わせ、細胞が正常に活動できるようにします。

葉酸も多く含まれていますが、この葉酸は「造血のビタミン」とも呼ばれ、新しい赤血球を正常に作り出すために必要とされます。
他にも、たんぱく質や細胞新生に必要な核酸を合成されるために重要な役割も持っています。

 

くわいの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・晩秋から冬
  • 理想的な保存方法・・・ポリ袋に入れ野菜室へ(長期保存は水が入った容器に入れ冷暗所へ)
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で3~5日程度(長期保存は1ヶ月程度)

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