山芋

大和芋

山芋には長いもと、大和いも、いちょういも、自然薯の4種類があります。このうち自然薯は原則として野山に自生しますので、市場にはほとんど出回ることはありません。

山芋の特徴としてはカリウムが豊富に含まれている点です。他にも、ビタミン類やミネラル類が含まれますが、他の芋と栄養価はほとんど同じです。

山芋を食べるときの注意点ですが、皮をむいたら酢水につけてからおろすようにしましょう。これは、アクが強いためすぐに変色するからです。
そして、できたら生で食べましょう。含まれている消化酵素は生のときのほうが力を発揮します。

 

山芋に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 じねんじょ・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 121  2,8  0,7  26,7  6  550  10  31  0,8  0,7
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 微量  0,11  0,04  29  15  0  2,0  0

大和いも・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 123  4,5  0,2  27,1  12  590  16  72  0,5  0,6
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 1  0,13  0,02  6  5  0  2,5  0

いちょう芋・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 108  4,5  0,2  22,6  5  590  12  65  0,6  0,4
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 微量  0,15  0,05  13  7  0  1,4  0

長芋・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 65  2,2  0,3  13,9  3  430  17  27  0,4  0,3
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 0  0,10  0,02  8  6  0  1,0  0

栄養成分の詳細
やまいもに多く含まれる栄養成分。

   スポンサーリンク

山芋の効能

山芋にはデンプンの分解酵素が多く含まれます。これは、生で食べると共に食べた他の食品の消化も助けますので栄養素を効率よく吸収できます。やまいものぬめりにはムチンという成分が含まれていて、タンパク質の消化吸収を助けます。

山芋は、体力の増強や疲労回復、虚弱体質の改善などに大きな威力を発揮します。
そして、血糖値も下げる働きがありますので糖尿病にも有効です。

 

山芋の旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・秋
  • 理想的な保存方法・・・新聞紙にくるみ冷暗所へ
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・約1ヶ月

関連記事

さつまいも

さつまいも

さつまいももイモ類ではビタミンcが多いのです。
その量はじゃがいもには及ばないのですが、100g中29gです。
もし、さつまいもを1本~2本程度食べられれば、1日の所要量をおぎなえてしまいということになります。

他にも、セルロースやヤラピンといった食物繊維や、ビタミンB群ビタミンEカリウムなどのミネラル、なども豊富に含まれています。

さつまいもを食べるときのポイントですが、さつまいもの甘みを引き出すにはゆっくり加熱することです。
これは、甘み成分であるβアミラーゼという酵素がゆっくり加熱したときに活発に働くからです。
できれば、蒸し器などで時間をかけてふかしたほうが良いと思います。

 

さつまいもに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 さつまいも・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 132  1,2  0,2  31,5  4  470  40  46  0,7  0,2
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 2  0,11  0,03  49  29  0  2,3  0

さつまいも・蒸し

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 131  1,2  0,2  31,2  4  490  47  42  0,6  0,2
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 2  0,10  0,03  46  20  0  3,8  0

さつまいも・焼き

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 163  1,4  0,2  39.0  13  540  34  55  0,7  0,2
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 1  0,12  0,06  47  23  0  33,5  0

栄養成分の詳細
さつまいもに多く含まれる栄養成分。

   スポンサーリンク

さつまいもの効能

さつまいもに含まれるビタミンcは熱を加えてもそれほど壊れませんので、焼き芋などにしても十分摂取することができます。

さつまいもにはビタミンCやE、βカロテンがバランスよく含まれていますので、ガンの予防に効果を発揮します。特に、黄色が強いさつまいもはβカロテンが多く含まれます。

尚、紫のさつま芋には肝臓疾患を防ぐ効果があります。

 

さつまいもの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・秋
  • 理想的な保存方法・・・新聞紙にくるみ冷暗所へ
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・約1ヶ月

関連記事

セロリ

せろり

セロリの特徴としてはミネラルが豊富に含まれている点です。
含有量は、カリウムが100gあたり410mg、カルシウムは39mgとたいへん豊富に豊富に含まれす。
各種のビタミン類ももちろん含まれているのですが、こちらはそれほど多くありません。

セロリを食べるときは、比較的白い茎の部分を食べることが多いのですが、実は葉のほうがビタミンが多いのです。
セロリを食べる場合は、葉を捨てずにサラダや煮物などでとるようにしましょう。
尚、入浴剤としても有効です。

セロリの選び方としては、緑が濃く黄ばんでいないもの。そして肉厚のものを選びましょう。

 

セロリに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 

セロリ・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 15  1,0  0,1  3,2  28  410  39  39  0,2  0,2

 

ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 4  0,03  0,03  29  7  1  1,5  0,1

栄養成分の詳細
セロリに多く含まれる栄養成分。

   スポンサーリンク

セロリの効能

セロリには抗がん作用があることがわかったそうです。
その成分としては、フラボノイドカロテノイド、フタライド、クマリン、テルペノイド、などでこれらには老化や癌の原因になる活性酸素を除去する力があります。

さらに、血液をサラサラにする作用がありますから、動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞なども予防します。
又、独特の香りには鎮静作用があります。

 

セロリの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・春
  • 理想的な保存方法・・・葉と茎に分けて濡れた新聞紙に包み、冷蔵庫の野菜室へ
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で1週間

 

関連記事

玉ねぎ

玉ねぎ

玉ねぎは栄養価だけを見ると特別な特徴はありません。
含まれている成分としては、ビタミンcビタミンB群カルシウムマグネシウムカリウムなどのミネラル類食物繊維などです。

他にも、ビタミンB1の吸収を助ける、硫化アリル(アリシン)が含まれます。硫化アリルは生で食べたとき効力を発揮します。
ちなみに、玉ねぎ中1個に含まれる成分量は、ビタミンB1の含有量は約0,04mg程度、ビタミンCは11mg、食物繊維は2,3g位です。

 

玉ねぎに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 玉ねぎ・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 37  1,0  0,1  8,8  2  150  21  33  0,2  0,2

 

ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 微量  0,03  0,01  16  8  1  1,6  0

赤玉ねぎ(レッドオニオン・紫玉ねぎ)・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 38  0,9  0,1  9,0  2  150  19  34  0,3  0,2

 

ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 1  0,03  0,02  23  7  0  1,7  0

栄養成分の詳細
玉ねぎに多く含まれる栄養成分。

   スポンサーリンク

玉ねぎの効能

玉ねぎの効能としては、血液をサラサラにする効果です。
これは、切ったときにでる玉ねぎ独特の刺激臭である、硫化アリルによるものです。

この硫化アリルは、血液が固まるのを抑える作用がありますので、動脈硬化や血栓を予防します。
そして、ビタミンB1の吸収を助け新陳代謝を活発にします。
硫化アリルは生で食べたとき効力を出しますが、ケルセチンという成分は熱に強いのが特徴で、強い抗酸化作用がありますので血栓やがんに有効です。

他にも、含流化合物が数十種類含まれていて、これらは中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす効果があります。

 

玉ねぎの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・春~秋
  • 理想的な保存方法・・・網などに入れ、風通しの良いところにつるす。新玉ねぎは野菜室が良い
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・2~3ヶ月

関連記事

レタス

レタス

レタスにはサニーレタスやリーフレタス、などがあり、サラダ菜もキャベツの仲間です。
レタスに含まれる成分としては、食物繊維ビタミンEですがその含有量はそれほど多くありません。

しかし、サニーレタスやリーフレタス、サラダ菜には多くの栄養素が含まれています。
例えば、カロテンが通常のレタスの約10倍、カルシウムが約3倍、ビタミンEが約5倍、ビタミンcは約3倍、とだいぶちがいます。

レタスに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 レタス・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 12  0,6  0,1  2,8  2  200  19  22  0,3  0,2
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 20  0,05  0,03  73  5  0  1,1  0

サラダ菜・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 14  1,7  0,2  2,2  6  410  56  49  2,4  0,2
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 180  0,06  0,13  71  14  0  1,8  0

リーフレタス・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 16  1,4  0,1  3,3  6  490  58  41  1,0  0,5
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 200  0,10  0,10  110  21  0  1,9  0

サニーレタス・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 16  1,2  0,2  3,2  4  410  66  31  1,8  0,4
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 170  0,10  0,10  120  17  0  2,0  0

栄養成分の詳細
レタスに多く含まれる栄養成分。

   スポンサーリンク

レタスの効能

レタスは上記のように低エネルギーですから、ダイエットに効果を発揮すると思います。
他には、食物繊維による整腸作用や、ホルモンの働きを促し性機能を向上させる効果、他にも、イライラを鎮めたり不眠の改善にも有効です。

サニーレタスやリーフレタス、サラダ菜に含まれるビタミンEはビタミンAの吸収を助けますので、細胞を健康にする効果が高まります。

レタスの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・周年
  • 理想的な保存方法・・・芯を抜き、湿ったペーパータオルを詰め、ラップで野菜室
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で3日程度

関連記事

もやし

もやし

もやしの種類としては、大豆もやし、緑豆もやし、ブラックマッペもやし、アルファルファもやしなどがあります。

もやしは通年通して売られている野菜ですが、どのもやしにもミネラルビタミン類が、めちゃめちゃ多いわけではないのですがそれなりに含まれています。
しかもいつでも比較的安価で売られていますので、かなり優等生的な野菜ではないかと思います。

もやしに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 もやし・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 14  1,7  0,1  2,6  2  69  9  25  0,3  0,3

 

ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 微量  0,04  0,05  41  8  0  1,3  0

もやし・ゆで

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 12  1,6  0  2,3  2  24  18  24  0,6  0,2

 

ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 1  0,03  0,04  33  2  0  1,5  0

栄養成分の詳細
もやしに多く含まれる栄養成分。

   スポンサーリンク

もやしの効能

もやしの効能は、消化酵素であるアミラーゼという成分が胃腸を整え消化吸収を促しますので、疲労回復や食欲増進、体力増強などに効果的です。

アルファルファもやしに含まれる、オクタコサノールという物質には基礎代謝を高める働きがありますので肥満予防に有効です。

さらに、もやしにはポリフェノールが含まれていますので、動脈硬化や心筋梗塞の予防に大きな効果を発揮します。

 

もやしの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・夏
  • 理想的な保存方法・・・ポリ袋で野菜室へ
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で3日程度

 

関連記事

キャベツ

きゃべつ

キャベツには春キャベツと冬キャベツがあります。
冬キャベツは身がびっしり詰まっており、春キャベツはやわらかさに特徴があります。

又、小ぶりのボール型をした「グリーンボール」、赤い色をした「レッドキャベツ・(紫キャベツ・赤キャベツ)」、キャベツの親戚「芽キャベツ」といったものもあります。

きゃべつの大きな特徴としては、別名「キャベジン」と呼ばれるビタミンUが含まれている点です。
さらに他のビタミンではビタミンcも多く含まれていて、その含有量は100g中41mgと、淡色野菜の中ではかなり上位クラスです。ビタミンKも78μg程度含まれます。
他にも、カルシウム食物繊維(1個に約0,8mg)、リジンやトリプトファンといった必須アミノ酸などが含まれています。

キャベツは加熱して食べたほうが良いと思います。
それは、加熱することにより活性酸素を除去する力が5倍くらいアップしますし、消化もよくなるからです。

 

きゃべつに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 きゃべつ・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 23  1,3  0,2  5,2  5  200  43  27  0,3  0,2

 

ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 4  0,04  0,03  78  41  0  1,8  0

きゃべつ・ゆで

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 20  0,9  0,2  4,6  3  92  40  20  0,2  0,1

 

ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 5  0,02  0,01  48  17  0  16  0

グリーンボール・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 20  1,4  0,1  4,3  4  270  58  41  0,4  0,2

 

ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 9  0,05  0,04  53  47  0  1,6  0

レッドキャベツ(紫キャベツ・赤キャベツ)・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 30  2,0  0,1  6,7  4  310  40  43  0,5  0,3

 

ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 3  0,07  0,03  58  68  0  2,8  0

栄養成分の詳細
きゃべつに多く含まれる栄養成分。

   スポンサーリンク

キャベツの効能

キャベツのビタミンUは、胃壁の粘膜を保護し潰瘍を抑える働きがあります。
この効果としては、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃炎、あるいは胃がんなどの予防です。

そして、抗がん作用が強いビタミンcも豊富に含まれています。
このビタミンcは特に外側の葉や芯の部分に多く含まれますので捨てないで食べると良いでしょう。

 

キァベツの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・春・冬
  • 理想的な保存方法・・・緑が濃く重いもの
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で1週間程度

関連記事

しょうが

しょうが

しょうがはおろして薬味や料理の調味料、魚料理のにおい消し、あるいは生姜湯などで使われるのが一般的かと思います。
しょうがには、夏に売られている葉しょうがと通年出回っている根しょうがの二通りがあります。

生姜の栄養成分としては、ビタミン類は少ないのですがミネラルが比較的多く含まれています。
例えば、しょうが1かけ当たりでマグネシウムは約2mg、カリウムは約20mg、食物繊維が0,2g程度と、特に目立った量ではないのですが、そこそこ含まれています。

 

しょうがに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 葉しょうが・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 11  0,5  0,2  2,1  5  310  15  21  0,4  0,4

 

ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 微量  0,02  0,03  14  3  0  1,6  0

根しょうが・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 30  0,9  0,3  6,6  6  270  12  25  0,5  0,1

 

ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 微量  0,03  0,02  8  2  0  2,1  0

栄養成分の詳細
しょうがに多く含まれる栄養成分。

   スポンサーリンク

しょうがの効能

しょうがの特徴は、栄養価よりも独特な辛味成分です。

この辛味の主成分は「ジンゲロン」と「ショウガオール」と呼ばれるもので、強力な抗酸化作用がありますのでガンの予防に予防に大変効果を発揮するのです。

さらに、強い発汗作用や殺菌作用、食欲増進作用もありますので、動脈硬化や肝臓障害、あるいは高血圧や風邪などにも有効とされます。

又、しょうがにはツンとくる独特の香りがありますが、この成分には「シネオール」、「ジンギロール」、「ジンギべレン」などが含まれています。
これらの成分には、保温作用や消炎作用、などがあります。この効果は血行を良くしますので、疲労回復や冷え性などを改善します。

 

しょうが旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・根ショウガは通年、葉ショウガは夏
  • 理想的な保存方法・・・ラップで野菜室、あるいは冷凍すれば品質が変わらず長持ち
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で1週間程度(葉ショウガ)

関連記事

れんこん

れんこん

れんこんと言えば冬の野菜で、シャキシャキした歯ごたえが特徴です。おそらく正月に食べる機会が一番多いと思いますが、はさみ揚げやてんぷらで食べることも一般的です。

レンコンに含まれる栄養素としては、一番多く含まれているのがビタミンCです。含有量は100g中48g位でかなり多く含まれます。
ミネラルでは、カリウムが440mg、カルシウムが20mg、マグネシウム16mgなどが含まれ、食物繊維も2g程度含まれます。

レンコンを選ぶときのポイントとしては、太くて自然な肌色をしているものをえらびましょう。

れんこん

れんこんに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 れんこん・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 66  1,9  0,1  15,5  24  440  20  74  0,5  0,3
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 微量  0,10  0,01  14  48  0  2,0  0,1

れんこん・ゆで

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 66  1,3  0,1  16,1  15  240  20  78  0,4  0,3
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 微量  0,06  0  8  18  0  2,3  0

栄養成分の詳細
れんこんに多く含まれる栄養成分。

   スポンサーリンク

れんこんの効能

レンコン独自の粘り成分はルチンといいます。
このルチンにはタンパク質や脂肪などの消化吸収を助ける働きがあり、滋養強壮に効果を発揮します。
そして、タンニンも含まれていますので、強い止血、消炎作用があります。これは胃炎や胃潰瘍、などを防止しますし、鼻血や貧血にも有効です。

他にも、カタラーゼペルオキシターゼ(活性酸素を消す酵素)や抗酸化作用が強いポリフェノールも含まれますので生活習慣病や癌などの予防に効果を発揮します。

れんこんの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・冬
  • 理想的な保存方法・・濡れた新聞紙などの包み、ビニール袋に入れ野菜室へ
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・小さく切った場合冷蔵庫で2,3日

関連記事

長ネギ

長ネギ

長ネギは大別すると葉ねぎと、根深ねぎに分かれます。
根深ねぎとは、日に当たらないようにして育てた白い部分が多い淡色野菜です。
一方葉ねぎは、緑の部分が多いねぎで、万能ねぎやあさつき、わけぎも含まれます。これは緑黄色野菜に分類されます。

気になる栄養価ですが、結論から言えば葉ねぎに軍配があがります。
一例としては、ビタミンcが約3倍、100gあたりのカロテンは根深14μgに対して、葉ねぎ1900μg、万能ねぎでは2200μgと断然の違いがあります。

特にあさつきや万能ねぎなどは、薬味として欠かす事ができない野菜ですから、他の食物とあわせ効果的に食べることが可能ではないかと思います。

 

長ネギに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 根深ねぎ・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 28  0,5  0,1  7,2  微量  180  31  26  0,2  0,3

 

ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 1  0,04  0,04  56  11  2  2,2  0

葉ねぎ・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 31  1,5  0,3  7,0  微量  220  54  31  0,7  0,2

 

ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 150  0,05  0,09  110  31  0  2,9  0

栄養成分の詳細
長ネギに多く含まれる栄養成分。

   スポンサーリンク

長ネギの効能

栄養価では葉ねぎに軍配が上がりましたが、薬効では香りの強い根深のほうが多くなります。
香り成分は硫化アリルで、血行をよくして体を温めますから神経痛や月経痛、関節痛などの痛みが緩和され、冷え性の改善にも効果的です。さらに発汗を促しますのでかぜの初期症状に有効です。
ビタミンB1とも相性が良いですから、相乗効果でその作用を助けます。そして、この香りには鎮静作用がありますので、興奮やイライラを鎮めてくれますし、アレルギーや血栓を予防してくれます。他にも、生活習慣病などにも効果的です。

葉ねぎの場合ですが、こちらの効能としては、風邪の予防、感染症の予防、高血圧の予防などがあります。

 

長ネギの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・冬
  • 理想的な保存方法・・・新聞紙にくるみ冷蔵庫の野菜室へ。泥つきのものは日にあたらない土中へうめる。
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫の保存の場合3~4日

関連記事